先日に続き、発達障害の障害受容について記事にします。
今日は思春期・青年期の「診断の有無」と「自己理解」についてです。
思春期・青年期は、自分探しの時期です。
将来の進路を固めていく時期でもあり、
親から徐々に離れて、自分自身を固める時期でもあります。
ただでさえ多感なこの時期、
発達障害を持つ子たちが、
対人関係に悩み学校生活に悩み、
やがて職場の人間関係に悩み・・・。
その頃に、「自分がなんであるか」に迷いがあると、
自分が抱える「発達障害」について知らないと、
悩みは、複雑な迷路に入り込み、深い底に沈みこむかのようです。
コミュニケーション・社会性の困難があると、
こうした悩みはかなり深刻です。
そんな時に、自分が抱える発達障害のことを、
その方本人が自覚できていないと、
「なぜ自分だけできないんだ」
「どうして自分は他の子たちと違うんだ」
「自分はダメだから、みんなからはじかれるんだ」
となるのは避けられません。
話は変わって、武庫川女子大学の石川先生は、
この状態に対して「診断の有無」と「自己理解の有無」という
二つの要素で、思春期青年期の発達障害を抱える人たちの、
その状態と、抱える課題に違いがあることに気づかれました。
大学に相談に来られる方の悩みをお聴きになったり、
実際、教授として学生を指導する中で、
この二つの要素の有無により、
相談件数にも違いがあり、相談者も変わり、
結果、支援のやり方も変える必要があると考えられたのです。
こうしたことについて、NPO法人アズウィッシュでは、
10/22(日曜)に、講演をしていただく機会をご用意しました。
もう一度、述べます。
思春期・青年期は、ただでさえ多感で難しい時期です。
その頃に、「自分がなんであるか」に迷いがあると、
自分が抱える「発達障害」について知らないと、
悩みは、複雑な迷路に入り込み、深い底に沈みこむかのようです。
しかし、この多感な時期こそ、告知の難度は上がります。
本人さんの精神コンディションが悪いなら、
社会適応状態が悪いなら、なおさらです。
そして、発達障害の困難・問題は、
負のスパイラルに深く深く沈んでいきます。
こうした状態から抜け出すためにも、
親御さん・教員・ご本人の「診断の有無」と「自己理解の有無」は
重要な要素であり、改善のための過程となることでしょう。
そうしたお話を、石川先生にしていただく予定です。
どうぞ、ご都合が合えば、お越しください。
開催要項の詳細はこちらから
◆日時:2017 年10 月 22 日(日)14:30~16:45(14:15 開場)
◆場所:ドーンセンター セミナー室 1
(大阪市中央区大手前 1 丁目 3 番 49 号 )
京阪本線・地下鉄谷町線 「天満橋駅」駅 徒歩 5 分
JR 東西線「大阪城北詰」駅 徒歩 7 分
◆講師:石川 道子先生 (紹介は裏面参照)
◆定員:45 名(定員になり次第締め切ります
要予約:(インターネット手続きのみ) 予約はこちらから
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NPO法人アズウィッシュのの「発達障害 特性理解ワーク」
テーマ:「広汎性発達障害とADHD ~診断名の混乱を解く」
講師:新田かなと
2017.9.21(木) 大阪市・浪速区芦原橋 Aダッシュワーク創造館にて
【開催要項はこちらです!】
http://aswish.jp/tokuri/
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