【10.17大阪駅前街宣】弾圧の裁判、始まっています。
というか、次回6月2日(月)でもって、結審です。
いまから6月2日は、傍聴席を狙ってください。
朝10時から、正午まで@大阪地裁です。
201の大法廷です。
JR大阪駅前で、いつもはミュージシャンがライブしている場所で、「震災がれきの杜撰な焼却は反対です」と通る人たちに呼びかけ、ビラを撒こうとしたら、JR西日本の職員や警備員によって阻害された。
あまりの横暴に、抗議した。
ほぼビラも撒けないまま街宣活動を終了し、次の場所へ移るため、それぞれ荷物をまとめたりしつつ、たくさんの人が行き来しているコンコースを三々五々通ろうとしたら、JR職員や警備員が立ちふさがって通らせまいとした。
あまりの横暴に、抗議した。
そしたら、逮捕・起訴。
『威力業務妨害』だとのこと。
……一体、どっちが? と言いたい。
こんなことが、本当にいまの日本で起きています。
見過ごせますか?
もちろん、NOです。
路上、オープンな場、パブリックフォーラムに於ける私たちの『表現の自由』が脅かされている裁判です。
大結集を。
遠方で参加できない方は、ぜひぜひ拡散&大注目を願います。
いままでの公判の内容など、詳細は
関西大弾圧救援会 http://blog.goo.ne.jp/kansai-dan/c/a1bf940bf5cf3ad3c9470d62489182e4
そしてぜひ、ご一読ください。
***第一回公判 韓基大さん意見陳述***
2012年10月17日のルクア東側広場で行われた街頭宣伝活動は、初めから平穏に行われることを予定していた。ビラをまき、震災がれきの広域処理の危険性と問題性を多くの市民に知ってもらおうとする目的であるのだから、実際に平穏におこなわれた。
JR職員による不必要で過度な制止がなければ私はJR職員に対して抗議を行うこともなかったはずだった。
犯行現場とされた場所は様々な人々が行き交う場所であり、また、休憩場所としたり、待ち合わせに使うなどしている場所であった。時にはストリートミュージシャンの演奏を楽しむ人々が長い時間足を止めていることもある。
街頭宣伝を終えた後のことも、ただ南にコンコースを抜けて行こうとするだけの私たちをJR職員が制止して行かせなかったのだから、それに対して私が抗議す
るのは当然のことである。私企業であっても鉄道というものは公共性を無視出来ない。なので「この人の立ち入りは認めるがこの人の立ち入りは認めない」とい
うことをJR職員が恣意的に選択することが許されるはずがない。ましてや御堂筋コンコースは誰もが通路として普段から使っている。
私を始め、この2012年10月17日におこなわれた街頭宣伝活動に参加する仲間はJRの業務を妨害する意図などあるはずもなく、私が逮捕され起訴されなければならないような事件などどこにも存在しないのだ。
この裁判で解明しければならない事実は、何故JRが20人もの職員及び警備員を事前に配置させ、大阪府警の主導で機動隊まで配置するほどの厳重な警備体制
がひかれたのか。JR職員の関与がなければ平穏にすむはずだったその日の行動を事件にしたのは何者なのかということである。
日本国憲法は戦争の反省から生まれたものであるから、21条の表現の自由については政治的な表現活動を意識して書かれていることを私は疑わない。この表現
の自由は人権の中でも優先度の高いものであるはずだ。権力が市民に対して不当行為をするときに、司法がそれを正当な判断でもって救済することが必ずしも期
待出来ないから、表現活動の自由が保障されることは市民が権利を守る上で最後の砦となるべきものである。しかし、本件に限らずこの社会はこの大切な価値、
表現の自由を軽く扱い、私的財産権を優先させ、デモ行進や抗議活動などを迷惑行為のように扱う風潮がある。
この時に、治安を守る暴力である公安警察が、さまざまな場所で威力業務妨害罪を濫用して市民を弾圧していることを司法が追認することは許されない。
韓基大