また今年も手荒れの季節がやってきました。

右手の指関節がガサガサ。。



毒出し開始!という合図が

気温の上昇なのでは?

と、ここ数年でやっと分かりました。



今年は4月から気温が上昇しているから
皮膚疾患のある方は
またこの季節がやってきた…
と感じているのではないかなと思います。



痒み、発赤、発疹、じゅくじゅく

ほんとに辛いですよね…



手荒れに悩まされて10年ほど。

きっかけは、家事をするようになって
合成洗剤によく触れるようになったことでした。


食器洗い、掃除、洗濯…

皮膚のバリアはあっという間に
役目を果たせなくなりました。



皮膚は自己と非自己の境界線。

バリアがなくなると…


外からのあらゆる刺激(水でさえ辛い!)

内からは、皮膚を守ろうと
過剰な炎症で湿疹、じゅくじゅく。

どんどん肌荒れが広がっていきます。



何度も皮膚科の先生にお世話になりました。

身体に炎症を持ち続けるのは
できるだけ避けた方がいいと思っています。

必要な時にはお薬も使う。
ひどい炎症を抑えれるなら、一時的にステロイドを使うのもいいと思います。


でも、そうはなりたくない!

そうなる前に、自分でできるのは
とにかく保湿を心がけること。

なんだか怪しくなってきた…
という早いタイミングから保湿しましょう。


肌のバリアをつくってあげることが
夏を乗り越えるコツです。




皮膚のバリアが壊れている時は
できるだけ乳化剤(界面活性剤)が入っていないケアがおすすめです。





<おすすめの保湿ケア>

①化粧品の植物油を数滴、全体に馴染ませます

②ハーブウォーター(化粧水)を全体に馴染ませます


とってもシンプルなケア。



植物油は化粧用ならどれでもOKですが、よく使うオイルはこの3種類。

・ホホバオイル
・カレンデュラオイル
・アルガンオイル


植物油に精油は入れずに、トラブルが起りにくいようにしています。


植物油を先に使うのは、あとで使う水分のブースターの役割も兼ねているから。

ブースターという考え方は、賛否があるようですが…
肌に早く馴染む感じがするのでアリということにしています。


そしてもうひとつ。
肌が荒れているときに、水分を先に馴染ませると炎症が出やすいように感じるんです。
ということでオイルを先にしています。



忙しい時は、この二段階ケアでも手間かもしれませんね。

日中はクリームを使って、
お休み前は乳化剤を使わないケアをしてみるのもいかがでしょう。



家の中にある洗浄剤の見直しや
洗浄剤や洗剤を使うときに手を保護することもおろそかにしないように…


夏に向けて、保湿をしっかりして
手荒れがひどくならないように
今年もじょうずに付き合っていきます!



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