うーむ、惚れた。 | Rainbow Diary

うーむ、惚れた。



著者: 今 市子
タイトル: 孤島の姫君

今市子さんの本を読んだのは昨年。
「百鬼夜行抄」が初めてでした。
誰かに勧められたとか、内容を見て面白そう~vと思ったワケではなく、暇潰しに読む本を探していたときに、表紙の絵の綺麗さに引かれて買ったのがきっかけです。
それがもう、読み始めたら面白いの何の~!!
うーむ、これは嵌ったな。
と、古本屋で(←貧乏だから)せっせと全巻揃えたのですが、勿論、1作読むと他の作品も読みたくなってくるもんです。
てなワケで、古本屋で見かけるたびに購入しておりまして、「孤島の姫君」もそんな1冊。

短編集で6作品が収録されています。
絵が綺麗なのはもう、今更言うまでもないんだけれども、この漫画家の描くキャラクターが無性に好き~。
ツボにざっくり入って来ます。

「沈黙」のヤノシュのアホっぷり(失礼!)がたまらーんっ!
「真夜中の食卓」のルドルフが間抜け~っ!
「孤島の姫君」のヨナが何だか好き~!

……とか思いながら5作品読みまして。
あとがき漫画かな?と思いながら読んだ「美しき獣たち」でノックダウン。
わたくし、猫飼いの身なのであまり鳥に興味がないんです。
いや、昔インコを何羽か飼っていたので好きは好きなんだけど、猫と一緒に飼うとどうしても弱肉強食でね……。
なるべく鳥やネズミの類は見ない方向で生活しておりましたので、猫漫画はあれこれ読んでも鳥漫画は読んだコトがなかったのですよ。

それがもう、この「美しき獣たち」ときたらっ!

え~!鳥ってそんな生き物なの!?どうしよう、可愛いじゃないか!阿呆じゃないか!間抜けじゃないか!

って、そんな感じで。
本当に、面白かったの……。
前の5作品よりも笑えてたまんなかったの。

鳥に惚れた!

……と言う訳できっと、今度この漫画家の文鳥漫画を見付けたら買ってしまうんだろうな……。