これも何かのご縁でしょう。
叶愛が死んで1週間が過ぎた頃の仕事帰りに、虹が出ていました。
すとーんと、空から大地に立つような。もう少し早くに見つけていたら綺麗なアーチだったのかも知れない。それでも、道行く人が空を指してにこやかに話している様子なんかが見えて、なんとなく微笑ましい気持ちになったりしたのですが。
その数日後、叶愛を迎えに行く夢を見ました。
叶愛は病院に入院していて、それを迎えに。帰宅していつも通りソファーでくつろぐ姿を見て、やっぱりうちには叶愛がいないとね、叶愛がいなくて寂しかったよ、退院出来て良かったね!なんて、撫でて話しかけてを繰り返して目が覚めて、やっぱり叶愛のいない生活は寂しいものだとしみじみ、存在の大きさを実感してたりして。
叶愛が死んだ時に言い聞かせたことがあるんだけど。
①生まれ変わってうちに来るなら(私の寿命を考慮して)なるべく早めに。
②出来れば野良期間なく、お腹のすいた思いも危険な目にも怖い思いもせず幸せに暮らしてうちに来てくれ。
②に関してはまずないよね……。
そもそもそんな幸せな子ならそのまま幸せに暮らせる。
うちは野良でボロボロで痩せ細って食べるにも不自由してるとか、ほかの子にいじめられて居場所がないとか、事故とか怪我で動けなくなってるとか、捨てられて必死で人間のあとをついて来るような子ばっかりが来るからさ……。
叶愛がもしも生まれ変わってうちに来るなら、どんな状況かなぁ。
案外、津泉坊みたいにひょっこり他の人が保護したのがやって来たりしてね……とか。
想像して、いつかまた叶愛とで会える日を夢見て自分を慰めてみたり。
地味に、めちゃめちゃ地味に、叶愛のいない生活は静かで寂しい。
さて。
昨日(9/4)夜、あれは確か23時少し前のこと。
庭の物干場でなにかびっくり返す音がして、覗いたら猫が。
キジトラの、この数ヶ月よく近所を走り回ってるやつで、どこから来たんだコイツ……と思っていた子が、どうやらバケツの中の水を飲もうとして転んだ?みたいで。
喉が渇いてるなら、バケツは飲みにくいから他の入れ物に入れてあげるよと思って窓を開けたら、足を引き摺って逃げて。
おや、足を怪我してる?しかも逃げると言うか殆ど這うような?
ちょっと様子を見ようとちゅーるで誘き寄せようとしたら、やっぱりちゃんと歩けない。
カリカリ入れて置いてみたら必死で食べるので猫のキャリーバッグ持ってきて、なんか自分でもすごいなって思ったけど瞬間芸的に、
おりゃっ!
って掴んで
とりゃっ!
ってキャリーバッグに放り込んで
だーっ!!
って蓋閉めて。
なんか呆気なく保護できちゃった
一瞬めちゃめちゃ怒って暴れたけど、暴れる力より私の圧の方が強かったよね
猫の一暴れニ暴れで怯む私ではないし、一旦掴んだら噛まれても引っ掻かれても離さないスッポンのこころよろし
猫用テントを出してきて移動させて、取り敢えずカリカリと缶詰を入れたら暴れも鳴きもせず、一心不乱に食べるからかなりお腹が空いていたみたい。
骨折だろーなー、このまま外には返せないから治療して元気になったらついでに避妊してからリターンだなーと思って取り敢えずテントで過ごして貰ったら、これが驚くほど大人しくて……。
見れば横たわったまま微動だにせず寝てる
いや、寝るのは良い。眠いなら寝て構わんのやが……事故でお腹も打ってて内臓の具合が悪いとかではないよね?心持ち呼吸も早いんだがお前、明日の朝起きたら昇天しとったとかないだろうな???と不安になるくらい大人しくて
まぁそれでも最期の夜をお腹いっぱいご飯食べて横たわって過ごせるならマシか?と思いつつ私も寝たわけですが。
4時からごそごそ動き回って泣いて起こしてくれました。
わかった。目が覚めたんな?ここどこや、出せやこらって思ってるんな?
でもその足では出してやれんから取り敢えず朝イチで病院行こうな?とつきっきりで言い聞かせて午前8:30、動物病院のWeb受付開始直後で2番目の診察順をゲットした私すごい✨
結果として、
骨折はしてませんでした
良かった
事故で腰を打ったみたいです。なので、腰が抜けたみたいな動き方をしていたようです。
ほっ
しかしながら、
妊娠してました
あと2、3週間で生まれる感じ
推定3〜4歳、3.7キロの女子……
その結果は想像してなかったぜよ
あと2、3週間って何週間?????
遅くても月末には生まれるって、月末って今月の月末って意味????
堕胎出来なくはないけどリスク↑
病院の予約の都合もあるから割と早急に結論を出さなくちゃいけないわけですが。
ケージを組み立てて、中でやっぱりだらーんと横たわって安心し切った顔で爆睡している猫を眺めながら相談して……。
我が家マックス16匹だったことあるよね。
20年生きるとして、まだ私も生きていられるし、働いてる年齢だし、最後まで面倒見えるよね。
里親探すとしても見つからない想定でどうやって生活しよう、何匹生まれるか知らんがそれぞれ避妊去勢出来るくらいの💴はある。
部屋もある。
近所の野良ちゃん達とっ捕まえて順番に避妊去勢する予定が、流石にしんどくなるけど……まぁそれも、おいおい少しずつ出来ないわけでもないし。
物事は良い方に考えるタイプです
まだ最終決定ではないけど……
なるほど、叶愛さん。
こう言う帰宅の仕方もあるわけよね
因みに猫の名前は「えん」になりました。
これも何かのご縁でしょう、の「縁」で、
お前にこれから金がかかるんだなぁ、の「円」。