ちょっと複雑。
- 著者: 茅田 砂胡
- タイトル: 天使たちの華劇―暁の天使たち 外伝〈2〉
- スカーレット・ウィザード〈1〉 ~ スカーレット・ウィザード〈5〉 を読み終えた後の感動がかなり深かったので、外伝以下、暁の天使たち のシリーズは本当に必要だったのかどうかと考えてしまったんだけども。
- これはこれで読むとそこそこに面白かったんだ。
- あの怪獣夫婦の復活した姿やその後の生活を拝めたのも、それはそれで何となくちょっと幸せな気分で、スカウィのあの結末の何ともいえない寂しさが拭い去られたような感じで、良かったかなぁと思うような……、ちょっと複雑な気分。
- 複雑だなぁと思いながら、結局あると読んでしまうんだから、やっぱり魅力があるのねぇとしみじみ思ってみたりして。
- 問題は、デルフィニア戦記を読んでないってことかな……。
- 怪獣夫婦はなかなか楽しくて好きなんだけども、リィとかなんとか、うっつくしーいお坊ちゃん方が次々出てくると、分けわかんなくなってしまうんだよ……。
- デルフィニア戦記を読んでいたら、こんな複雑な気分ではなく、純粋に100%楽しめたんだろうか。
- でもきっと、私がデルフィニア戦記を読む日は遥か遠い。
……だって、長い話苦手なんだもん。
満腹です……。
一昨日の夜から熱が出て。
昨日はどうにか仕事には行ったんだが、んもう、消しゴム使うのもペンを動かすのも億劫なくらいだるくて、それでもどうにか早退せずに最後まで居座ったんだが、帰宅したら、夕飯食べるのも辛くて、夜はお布団に入らざるを得ず、物凄い大人しく寝てしまったよ。
熱自体は微熱なんだけども、咳がすんごいの。もう、気管支と肺が痛くて呼吸すると胸が痛い。
幸い今日は家で仕事の日だったので、すべてを後回しにして一日寝ておりました。
寝て、寝て、寝て、すべて投げ打ってひたすら寝て、寝まくって、そのせいか、大分元気になりました☆
夕方には叔母が、「焼肉食べて元気になんなさーいっ!」と誘ってくれたので、ママンに迎えに来て貰って、叔母の奢りで焼肉大量に食べて、デザートに三色アイスもご馳走になって、よっしゃ!元気になったぞコラッ!
……とは簡単にはいかんのだけど、それでも大分元気になって、咳きもかなり収まって、呼吸も楽になって、元気になれそうな気配で御座います。
取り敢えず、満腹。
当分肉(特に牛)は要らない。
家での仕事はさっぱり出来なかったが、大丈夫大丈夫、ゴールデンウィークに入るんだし、お休みの間に片付けられるさ☆
何時かは挑戦しようと思うんだが。>バッテリー
- 著者: あさの あつこ, こみね ゆら
- タイトル: えりなの青い空
- あさのあつこと言えば、「バッテリー」とか「NO.6(ナンバーシックス)#1」が大層有名で、色んな人から薦めてもらうんだけども、初・あさのあつこ作品はこの「えりなの青い空」。
- 「流行ものなんて!」と、ひねくれているわけではなく、図書館で他のが貸し出し中だったんだよ。
- ……たとえあったとしても「バッテリー」は後回しにするだろうけど(←野球がさっぱり分からんもんで)。
ま、ないんなら仕方ない、読みやすそうな短編(?)から行きましょう、と借りたのが、「えりなの青い空」です。
あっと言う間に読めました。
ものすごーく面白い!とか感動した!と言う深い感情は沸いてこなかったけども、普通にすらっと読めました。
私自信も、空を見るのは大好きだし、寝転がってまでは見ないけど、ぽけーっと見上げたり、長々と眺めたりするんで、別にえりなのすることがおかしいとか、凄いことだとは思わなかった。
最近の子供はそんなに余裕もゆとりもない生活をしてんのかねぇ……と疑問に思ったんだけど。
……仕事柄、身の回りの子供を見てみたら、確かに余裕なんかないねぇ。
中には本当に押しつぶされそうな子もいるねぇ。
この本、子供が読むよりも親である大人が読む方が良いんじゃないかな。
それで良いのかギリシャ神話!
- 著者: 里中 満智子
- タイトル: マンガ ギリシア神話〈6〉激情の王女メデイア
- 著者: 里中 満智子
- タイトル: トロイの木馬―マンガ・ギリシア神話〈7〉
図書館にあったので、借りてみましたよ。
マンがギリシャ神話6巻と7巻です。
1巻から読んだ方が良いのでしょうが、なかったんですよ~。読みきりっぽいし、大丈夫かなと思って一気にこんなところを。
基本的にカタカナに弱くて、登場人物が多いとどうも混乱するウッスラパーな読者ですから、これまでギリシャ神話と言ったら、子供の頃に星座の本で読んだとか、プラネタリウムでところどころの神話を聞いたとか、その程度です。
故に、殆ど知識はないと言って過言でないのです。
普段なら面倒くさいので読まないところですが、今回のは漫画です。
それも里中満智子です。
これはきっと、読みやすく面白いに違いない。てなもんで、借りたんですが。
確かに、面白くて読みやすかった!
でもやっぱりカタカナで登場人物が多いことに変わりはなかった……(当たり前)
いやまぁ、しかしねぇ。
おいおい、神様ってそんなで良いのかよ!と、突っ込まずにはいられない~。(←神様に何を求めているのかは謎)
焼餅焼くわえこひいきするわ、おいおいおいっ!って感じですねぇ、改めて読むと。
子供向けの本を作る場合にはさぞかし苦労するんでしょうなぁ、色々と(苦笑)
ああ、そうそう。
面白かったと言えば作者のこぼれ話も面白かったんだけど、大神が普通に格好良かったのが面白かった。これまでに見た大神の絵ってのはどれもこれもがっちりしてて、やや小太り(?)でじじむさくって、好色な親父としてしか見えなかったんだけど、そこはやっぱり里中満智子の描く大神。
綺麗(?)というか、見目麗しいと言うか、好色そうな親父ではありませんよ(笑)
結構気に入ったので、今度やっぱり1巻から借りてこよう。
つながった!
- 著者: 加納 朋子
- タイトル: ななつのこ
もう大分前に購入して、「その内読む本」と箱詰めし、麗綺さっぱり忘れていたこの本。
先日、箱の整理をした時にひょっこり出て来たので、「近い内に読む本」として枕元に積み上げること数日。
やっと読みました。
読み始めたらあっと言うまに読めました。
感想を一言で言うならば、
「面白かった」
これです。
うん、これしかない。
だって本当に面白かったんだもん。
「ななつのこ」のストーリーを交えながら、日常のちょっとした不思議を解明(?)していく素朴~な面白さ。
中盤になると、何となく結末が見えてくるんだけど、それでも最後までさくさく読めてしまう。
始まりがあって、終わりがあって……と、ぐるっと一周回ったようなストーリー。
挿絵も可愛くて大層気に入りました♪
小説では久々のヒットかも。
墓の中まで持って行く。其のニ
前回に引き続き、墓の中まで持って行く、いやいや、墓じゃ駄目だよ、あの世まで持って行くよ!と言う本(今度は普通の小説)をご紹介。
欲を出せばあれこれあって書ききれないよねぇ。
棺桶に入る程度でチョイスしましょう。
- 著者: ヴォンダ・N. マッキンタイア, 森 のぞみ
- タイトル: 星の海のミッキー
- *この本に出会わなかったら、きっとSF小説に興味を持たなかった。
- 著者: ロバート・A・ハインライン, 福島 正実
- タイトル: 夏への扉
- *「星の海のミッキー」を読んで興味を持った本。SFって素敵だ!と思うようになった1冊。
- 著者: 太宰 治
- タイトル: 女生徒
- *高校時代の読書に大きな影響を与えた本。これを読まなかったら他の太宰作品も読まなかった。
- 著者: 長野 まゆみ
- タイトル: 天体議会(プラネット・ブルー)
- *長野まゆみ作品も高校時代の読書に大きな影響を与えた。「テレヴィジョン・シティ」もかなり好きだけど、あれはちょっとさびしいので、こっちを選択。
- 著者: 宮城谷 昌光
- タイトル: 太公望〈上〉
- *中・下と続きます、勿論。天才だと思った。いや、太公望じゃなくて、宮城谷昌光が。
著者: 司馬 遼太郎
*新撰組関連の本は他にも幾つか読んだけど、これが一番好き。綺麗だから。
著者: スターリング ノース, Sterling North, 亀山 龍樹
*後にも先にも、定価より高い値段を出して買ったのはこの本だけ。成長の物語です。アニメ版よか大好き。
姿勢に問題あり?
- 著者: ブルック ニューマン, Brooke Newman, Lisa Dirkes, 五木 寛之, リサ ダークス
- タイトル: Little Tern
表紙のね、青色に惹かれて買ったと言って過言じゃないよ。
しかも「感動する」と書いてあるから、「そっか!感動するんだ!」と正直に感動を期待して読んだね。
結果。
あたしの心って錆付いてんの?
と、ちょっとさびしかったかな。
「えーっと?」
と、最後のページからとと途中に戻って読みなおさなきゃいけなかった。
あれ?
そんなに感動しましたっけ?
そんな言葉やシーンがありました?
え?
あったの?
ってことはやっぱり私の心が錆付いてんのか……。
あ、かもめのジョナサン読んでないからいけないの???
……いや、そんな問題じゃないだろう。
えーっと、それって、改めて言われなきゃ分からないことですか?
人に言って貰わないと気付かないことですか?
……そうか……。
個人的には、 チーズはどこへ消えた?の方が新たな発見で感動したような気がするよ。
実感がないと言う強み。
- 著者: 宮本 雅史
- タイトル: 「電池が切れるまで」の仲間たち―子ども病院物語
普段健康に生活していると、命のことなんてなーんにも考えないね。
仕事先で今日、「暑い~死ぬ~!別に死んでも良いけど!」と言いながら作業をしている若人(私より17歳年下。つまり子供)がいたんだけど、「死んでも良いけど」と、冗談でも言えるのは、「死に直面した怖さ」を知らないからですね。
私だって死を感じるような体験を、これまでの人生でしたことがないですよ。
小説や漫画の中の死、ドラマや映画の中の死、テレビで知る知らない人の死、それから時々、ちょっとした知人や身内の死を体験する程度。
だから、「命って大切なんだよ」と、子供に説明しようにも、実感がない。
この「実感がない」ってことが一番怖いなと思う。
子供に「命を大切にしなさい」、「死んでも良いなんて冗談でも言っちゃ駄目」と言うのは簡単。
だけど、それを本当に理解させるのは凄く難しい。
でも、この本の子供たちはそれを痛いほど理解し、実感し、向き合ってる。
「命」と言う詩。
本当に凄いなと心から思った。
大人だから思えるのかも。何人かの死を体験して、見送ったことがあるから思えるのかも。
だけど、子供に理解して欲しいな。
子供だけじゃなくって、命を粗末にしてる人、しようとしてる人、「別に、生きたって死んだって、どっちでも良い、どうでも良い」と思ってる人。
「生きてるってありがたいことなんだよ」
その言葉の意味も、私は今以上に理解したいと思う。
そうだ、時には良いじゃないか。
- 著者: ジャネット・デイリー, 江口 美子
- タイトル: さすらいの人
長年の疑問が解消されました。
カウボーイと言う存在。
謎だったんだ、長いこと。
西部劇なんかで銃をぶっ放したりとかしてる馬に乗ったやつら、職業は一体何なんだ?どうやって生計を立ててるんだ?ってゆーか何処に住んでるんだ?
そもそもカウボーイって何なんだよ。
よく分かった。
カウボーイもちゃんと働いてるんだ!
牧場で。
COWBOY、直訳すれば牛少年じゃん。
……そんなわけで、この本のヒーロー(笑)はカウボーイで御座います。
ヒロインは、牧場主で御座います。
なんとなーく読み始めたんだが、26ページを読んだときに「これだっ!」と思ったね。
ろくに知らない男にキスされたのだ おまけに彼は使用人の分際だった。
これだ!
おまけに彼は使用人の分際だった。
これなんだ!(しつこい)
これまで色々、ハーレクインを読んできたが、なかに一度でもあっただろうか、
使用人の分際
こんな表現!!
ハーレクインはね。
男が金持ちなんだ。
金持ちじゃなくても生活に不自由しない(結婚して相手を養っていける)程度に裕福なんだ。
故に、女の立場から「使用人の分際」なんて言葉は出て来ないんだ、殆ど。
時には良いじゃないか、逆のパターンがあったって。
女がバリバリのキャリアウーマンや貴族。
男は騙されて倒産した会社の社長だったり、暗い過去を引きずってひっそり生活している。
女がリードしてハッピーエンドへ!
って、そんな展開があっても良いじゃないか!
この本はいける!
きっとそうなる!
……と期待したんだけど、やっぱりそこはハーレクイン。
そんなわけないんです。
やっぱりチャーリーがシャッドに惹かれてどうしようもなくなっちゃうんだよ。
まぁね、それがハーレクインの面白いところだからね。と、納得できるんだけどね。
もし、逆立場のロマンス小説があったら……。
と、考えてみる。
……ごめん、やっぱり読まないかな。