舞台の覚え書き

海辺のカフカ バービカン・シアター ロンドン(30/5/2015)
原作;村上春樹 脚本;フランク・ギャラティ 演出;蜷川幸雄
佐伯;宮沢りえ
大島;藤木直人
カフカ;古畑新之
さくら;鈴木杏
カラス;柿澤勇人
星野;高橋努
カーネル・サンダース;鳥山昌克
ナカタ;木場勝己

これでとどめの回顧録 よりによって3ヶ月も前の話で、申し訳ないm(_ _ )mです~。
でも、それぐらい秀逸だったのよ 

ワタシは村上春樹の小説が大好きで、蜷川幸雄の舞台はいつか見たいと思ってました。
が、気がついた5月初旬は時遅し、すでに数席しか残っておらず((((((ノ゚⊿゚)ノ

春樹は世界的な超人気作家、話題性はバッチリだし。
あの、夢と現実の世界が錯綜するなんとも言えない世界観は映像化が難しいと誰も思ってたし。そりゃ、見たいよね(^▽^;)

まず、びっくりしたのは、プラスチックみたいな大小さまざまな箱の中に背景や役者さんが入っていて、それを裏方さんが動かして場面転換するの
歌舞伎なんかの黒子からアイディアとったのかしら。
コンパクトでミニマルだけど、見ていて飽きないのよ~。場面転換自体が面白いの
あと、着ぐるみの猫のしぐさがそのもの、だった

でね、宮沢りえちゃん、ですよ。あの白鳥麗子さん、キットカットのお嬢さん(古い)
「トニー滝谷」の映画しか演技見たことなかったの。

すっごく存在感のある役者さんになったのね~ヽ(゚◇゚ )ノ

最初に長方形のケースに横たわって、ぐるぐる動かされてるだけなんだけど、それがちゃんと演技してるの。表情とか感情が伝わってくるの。見下ろす席でよく見えたわ。

立ってるだけで、目が離せないの。背が高くてキレイというだけじゃなくて、惹きつける雰囲気を持ってるの。これってすごいことじゃない

昔、故山口小夜子さんがキャットウォークでダンスともいえない独特のパフォーマンスをしていた映像を見たけど、ちょっとそんな感じを思い出したわ。
ウツクシイだけじゃなくて、表現したいものを持ってるってことよね。

見れるんだったらぜひ、見たほうがいいですよ。回し者じゃないですけど(;´▽`A``