宮城県大和町『石うす手打そば 晴れたらいいね』 | もりかもかしわの蕎麦行脚(^^ゞ

宮城県大和町『石うす手打そば 晴れたらいいね』

ずいぶん間が開いちゃいましたね。

すみません・・・^^;



頑張れ東北シリーズ(?)の続きです。



仕事先ではないのですが、どうしても行きたいお店があったので向かうことに。



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すごいですよね(≧≦)



東北というと、津波と原発と思われがちですが震源地近くの内陸部もかなりダメージがあります。

道路は陥没・・・。

橋げたは折れる・・・。

未だ、車で移動するにも大変なんですよ。




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「晴れたらいいね」さん。

女性店主の上野さんによると、本震ではなく1週間後の余震でこのようになったとのこと・・。

雨漏りはしないから大丈夫だよ・・・と招き入れてくれました(笑)




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農家を改築・・・というより、そのまま利用しているといったほうがいい佇まい。




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通常、お客は広い座敷に案内するようですが、あいにく災害支援の関係者が宿泊しているとのことでした。




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と、いうことでなんだかリビングのようなところに案内されましたよ(笑)




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メニューはシンプル。

蕎麦だけですと高く感じます。

お勧めは、季節の天ぷらや「おかめ」という名の揚げたそばがきが付いたセット。

こちらをお願いしました。




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程なく出されたそば茶。



すごく香ばしくとても美味しい。

こんなそば茶は初めてかも・・・。




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一緒に出された、漬物と煮物。

一番左は、ふきのとうが、伸びたものを煮たそうです。

蕗だと思ったのですが中が空洞になっていないんですよ。

普通の蕗よりほろ苦く春を感じさせますね。



きゅうり、大根とラディシュの新漬け、大根の酢漬け、そしてきゅうりの古漬け。

お茶ではなく・・・日本酒が欲しくなりますね^^;




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そして天ぷら。

女将さん曰く、野に生えている葉っぱは美味しいよ・・・とのこと(笑)

たんぽぽ、つくし、カキドオシ、よもぎ。

アスパラ、しいたけ、マイタケ、ごぼう・・・。

そして、ドーンとエビのかき揚げ。

多種多様でスゴイです。




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エビのかき揚げだと思ったら、玉ねぎと合体していたんです。

しゃきしゃきに、サクサクと触感がとても面白い。




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そして、これらを頂くのがこちらの蕎麦塩。

蕎麦粉と煎り塩を半々に混ぜたもの。

天つゆと違い、柔らかい口当たりでモリモリイケチャイマシタ(笑)




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おかめは、やくみ、きなこ、甘辛と三種の味付けがあります。

二人で訪問したので、分けて注文しました。

こちらは、甘辛。

甘辛い醤油だれに一味がパラパラ。

おやつ感覚ですね。




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こちらはやくみ。

蕎麦汁の上にのったおかめに、辛み大根と白ネギ。

こちらは・・・日本酒が・・・という感じですよ。



どちらも蕎麦の香りは充分。




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蕎麦の薬味。

白ネギ、辛み大根、わさび。

蕎麦汁は、かなり辛めで醤油を思い切り感じさせるような感じです。

醤油は自家製なんですって。




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蕎麦が旨い。

地元、大和町の無農薬玄蕎麦を挽いているので、香りがとても良い。

あっという間に完食しちゃいました。




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蕎麦湯は、トロトロに作ってくれました。

熱々で香りがホントにいい。

辛い蕎麦汁によく合います。




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口直しに・・・と出されたナッツ。

これも女将さんが自分で甘く味付けしたそうです。




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そして、香ばしく美味しいそば茶。

最後に、蕎麦塩を入れて食べてみて・・・とのこと。



これが、また旨いんです。

殻だけではなく、実も一緒に炒ってあるので、一品料理でイケちゃいますね。



なんだかセットものの注文でしたが、しっかりとしたコース料理のようでした。



女将さんの話も面白し、石うすの講義も聞かせてくれとても満足できましたよ。



住所  : 宮城県黒川郡大和町落合桧和田中道36

電話番号: 022-345-3360

営業時間: 11:30~20:00

定休日 : 月曜日