「サッカー日本代表論」


男子サッカーは5大会連続でのワールドカップ本大会出場を決めた


もはやアジア内では絶対的強者といってもいい


しかし日本代表は以前のチームに比べて強くなっているのか?と問われたら、私の答は「No」である


要はアジア出場枠が増えて予選が楽になっただけ


以前に比べて選手の技術は格段に向上しているが、精神的な部分は弱くなっていると感じる…

所属チームでは目覚ましい活躍を見せる選手が、代表戦にて強豪チームを相手にすると、途端におとなしくなってしまう…



本大会出場を決めたオーストラリア戦にて、相手に先制点を許した後、チームを鼓舞する選手がいなかった…



かつて中田英寿が、いやカズが、ラモス選手がしたように…



以前の正ゴールキーパー川口選手は鬼のような形相でゴールマウスを死守していたことは私の記憶に新しい



それに比べて川島選手はどうか?


遠藤選手は強豪相手だと縦パスを控えるようになる


そして本田選手も中田英寿選手に比べれば迫力不足…


長谷部選手は優等生過ぎる…チームがキツい状況にあってもいつも通りにプレーする


アウェイの試合になると途端にチーム全体のパフォーマンスが下がる


結果、Jリーグの覇者はアジアCLではチャンピオンになれなくなってしまった


前回の南アフリカ大会はカメルーンが内部分裂していたこと、本田、長友の両選手がピークにあったこと、松井選手のようにドリブルで仕掛けるタイプの選手がいたこと、そして何よりドン引きカウンター狙いの戦術によって、予選は突破できた…



ブラジル大会はどうなるか?



私が日本代表と対戦する相手チームの監督ならば、本田、香川両選手にボールが入る時に「潰せ」と指示を出す


この二人の連動したプレーを断絶するように意識させる


長友、内田の上がって来たサイドにクロスボールを入れたら、中に強引に仕掛けて行け!とも指示する



遠藤、長谷部の両選手がボールを持ったならば、まずはパスコースを防ぎ、横にはたく際にボールをカットしろ!とも言う



川島選手に対して遠目からでもどんどんロングシュートを狙って行け!と言う



素人の私がこれくらい考えつくのだから、プロの監督ならば…と、考えると恐ろしくなる

でもそれほど悲観すべきことではない


私見
①前田選手がもっと前線で動いて、本田、香川両選手と絡むこと


②長谷部、遠藤両選手には前後半で各々2回、必ずドリブル突破を仕掛けてミドルシュートを打つようにノルマを課す


③長友、内田両選手はクロスだけでなく、中の選手にあててから、再びボールをもらう動きを増やすこと


④川島選手には申し訳ないが、スタメンから外れてもらう、という精神的ショックが必要悪か?

⑤失敗を恐れて「丸い」プレーをする選手は外す

⑥若くてギラギラ感のある選手をスタメンでどんどん起用していく


何となくブラジルに行って、あっさりと敗退だけはして欲しくないと強く感じる今日この頃である