今回の大阪都構想の議論に関して、過去2回の記事で、
「橋下は藤井聡さんの議論をほとんど理解できていない」
ということを説明したのですが、

『藤井聡が神だった件!∑(゜∀゜)』

『橋下徹が藤井聡さんに公開討論を申し込んだそうです~嘘つき市長橋下徹と間違いだらけの大阪都構想~』

やはり、橋下は理解できていないよなぁ・・・と改めて思ったので、その理由を書いてみることにします。

 橋下徹はTwitterで


藤井教授への具体的反論。

大阪市役所が大阪市民のためにやっていた仕事を大阪都庁に担当を替えるだけなので

住民にとって何の問題もない。

今度は藤井教授の主張の番。

市民のためにも公開討論に応じるべき


とツイートしてるのですが、やはりこれもどう考えても藤井聡さんの議論に対する反論になっていない。何故なら、理由は簡単で、藤井聡さんは、なぜ「大阪市役所が大阪市民のためにやっていた仕事を大阪都庁に担当を替える」ことで問題が発生するのか?という問題について、具体的に説明しているわけで、

「大阪市役所が大阪市民のためにやっていた仕事を大阪都庁に担当を替えるだけなので問題ない」

というのは、やはり何の反論にもなっていない。もし仮に、維新の会が主張するように、「大阪都構想について間違った情報を流し、市民に誤解を与えている」ことを抗議すると共に、公開討論の申し入れを行うのであれば、藤井聡さんの主張をよくよく吟味した上で(もっとも現実にはこの第一ステップで盛大に躓いているのですが(^^; )、藤井聡さんの主張に対応するカタチで、「なぜ、大阪市役所が大阪市民のためにやっていた仕事を大阪都庁に担当を替えても問題が発生しないと言い切ることが可能であるのか?」という問題の根拠を指し示し、さらにその上で、藤井聡さんの主張のどこが間違って情報で、どのように市民に誤解を与えたのかについてはっきりと説明する必要があります。

 もっとも、藤井聡さんは、今回の都構想に関して、重大な問題が発生し得る可能性について議論しているだけなので、それについて、「そのようなリスクが発生する可能性がゼロであることを証明する」ということはほとんど不可能に近いので、この時点で、まともな議論としては、ほぼ完全に維新の側が間違っているのは明らかなので、今後は・・・というより、「今後も」しょうもない詭弁と印象操作を繰り返すことに終始してくるでしょう。あのメルマガ記事の内容に関して、はっきりと書面で、「間違った情報を流し、市民に誤解を与えている」と明言することは、ほとんど論理的に不可能であるはずなのに、平気であのような文章を送り付けてしまうところに、連中のイカレ具合がよく表れているような気がするのですが、まあ、あのような異常な連中を選挙で当選させてしまうのが、現在の日本の民主主義の悲しい現状だということでしょう。

 今後も引き続き、この問題については色々と書いていきます。




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ASREADに寄稿しました!!今回はマルクス主義左翼と反左翼の対立の帰結についてです⇒経済政策、その間違いの歴史~何故、日本と世界は道を誤ったのか?~