日刊ゲンダイに今回の都構想論争に関する藤井聡さんのインタビュー記事が掲載されていました。今まで一般媒体による記事は、筆頭安倍応援団兼橋下応援団代表の産経によるクソ気分悪くなるような記事ばかりでしたので、今回はゲンダイの記事を紹介。

京大教授の「大阪都構想」批判にブチ切れた橋下市長の幼稚さ

 大阪市の橋下徹市長と内閣官房参与の藤井聡・京大大学院教授のバトルにはホトホト呆れる。藤井教授がメールマガジンで配信した<大阪都構想:知っていてほしい7つの事実>について、橋下市長がキレまくっている一件だ。

 藤井教授はメルマガで<今回の住民投票で決まっても『大阪都』にはなりません><年間2200億円の大阪市民の税金が市外に『流出』します>と書いて、反対を表明。

 すると、橋下市長はツイッターで<バカな学者の典型><専門外のことに口を出すな><この、小チンピラだけはただしていきたい>とブチ切れた。

 藤井教授がヒトラーを引き合いに出して「言論弾圧だ」と批判すると、「ちょびひげを生やして、あんたの顔がヒトラーじゃないか」とエスカレート、藤井教授も「ヘドロチック」などと表現したことから、藤井氏の“上司”である京大総長に見解を求める意向や、維新の党による国会質疑の可能性も示唆した。

 その背景にあるのは、国が税金で雇っている国立大教授の批判は許さないという態度だ。

■都構想批判はバッシングの的

 藤井教授は日刊ゲンダイ本紙にこう言った。
「今の大阪では、どんなメディアでも都構想のデメリットやリスクを書こうとすることが大変難しくなっています。記者会見やツイッターを通した大バッシングが始まるからです。私は激しく叩かれても気にもしませんが、他の人がバッシングを恐れて大阪都構想に対する健全な批判を避けている現状は、自由民主国家として危険です。市長には、そろそろ市長らしく振る舞ってもらいたい」

 政治評論家の山口朝雄氏も橋下市長の対応にこう苦言を呈した。
「橋下さんの対応は冷静さを欠き、マトモな議論をする態度にはとても見えません。大阪市長の立場にありながら、恫喝まがいの発言は慎むべきです」

 ケンカで注目を集めるのはいつもの手法だが、改めて本性が透ける。


「大事なのは、知性か、人格か?」なんて議論がたまに起こることがありますが、こと言論の世界においては、まっとうな議論によって勝負することが出来ないバカは、常に詭弁や不当な圧力、あるは印象操作による多くのシンパを味方につけて数のチカラで等の卑劣な手段によって相手を陥れることしか出来なくなります。要は、まっとうな議論で勝負できないバカは卑劣にならざるを得ないという、ある種の宿命が存在するわけです。J念やK山やその子分、あるいは今回の橋下などを見れば明確ですね。

 知性には、以前藤井聡さんがどこかの対談で指摘していたように、より多くのことを学び、より深い知識を身に付けることによって、燃え盛る炎のようにより大きく力強く膨れ上がっていくというような性質があると同時に、やはり個人の知性の容量にはキャパシティも存在し、ある特定の方向に特化した知性は、別の方向に関しては非常に乏しく貧弱であるというような状況も多々あります。

 例えば、橋下の書いた議論の本などを読むと、そこに書いてあるのは、ひたすら嘘と詭弁を用いて如何に相手をだまくらかすか?というテクニックについて解説されています。残念ながら、真理を追求するための内的、外的な手法と、如何にして詭弁で相手をだまくらかすか?という手法とは全く相いれません。何故なら片方は真実を追求するための手法であり、他方は嘘や詭弁をまかり通させるための手法だからです。

 橋下の様々な改革の危険性もさることながら、全ての日本人は改めて、このような極めて性質の悪い人間が政治的リーダーとして公の発言を続けていることによる精神的、文化的悪影響というものについてしっかりと考えるべきでしょう。







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ASREADに寄稿しました!!今回はマルクス主義左翼と反左翼の対立の帰結についてです⇒経済政策、その間違いの歴史~何故、日本と世界は道を誤ったのか?~