当分、政治ネタは書くまいと思っていたのだけど、どうしても書きたくなってしまったので簡潔に・・・

 

最近、山口敬之氏と詩織さんの民事裁判が話題になったり、少子化問題が話題になり、なんつーか、保守派の連中の女性差別的思想が凄く目立つ(男の前で酔っぱらうのは女性としての落ち度だ!とか、少子化を解決するためには男性の所得を上げるべし!とかね)。

 

なんというか、不思議なのが、どうにも保守派には明らかに女性差別的思想の持ち主が多く、逆にリベラルはその傾向が少ない。この問題に関して、基本的には、リベラルの男女平等主義とフェミニズム的傾向に対する、保守派のよくある嫌がらせ的反対のようなものだと思っていたのだけど、今では少し考えが変わって、既成の社会秩序に対する執着の問題であると考えるようになった。

 

これ自体は、人類学的にも大きな謎とされているのだけど、世界中のどこの文明を見ても、基本的には男性優位の社会だったらしい。でもって、ミソジニー的、女性差別的傾向を持つ保守派はその男性優位の社会秩序をどうにも維持したがる。

 

つまり、女性とか男性の性別の問題というのが、実際には既成の社会秩序への執着の問題ということになる。こう考えれば、これまでジェンダーの役割が固定化された社会の中で異物とされ続けてきたLGBTに対して、何故あれほど保守派が嫌悪するのかがすっきりと理解できる。

 

ただし、問題なのは、すでに現実の社会構造が変化している中で(まあ、一言で言うと女性の社会進出と高学歴化、あとは女性の政治的団結)、それまでの古い社会秩序(男性優位社会)のみを維持しようとするのに無理が生じているということ。

 

ただ、まあ、この問題に関して、自分自身は比較的楽観的な見通しを持っていて、仮に短期的には、社会構造の変化に伴う混乱が生じたとしても、中長期的には必ず、既成の社会秩序は自然の流れでなし崩し的に緩やかに解体されていくと思っている。

 

 

 

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