大晦日、RIZINの試合に関して、八百長LINE疑惑で炎上中のシバターですが、対戦相手の久保優太選手が、青汁王子のYouTube動画で真相を暴露したようです。
青汁王子こと三崎優太氏がYouTubeでのライブ配信で久保に直接電話し、本人が事情を説明した。
久保は「自分の口からちゃんとYouTubeで言わないといけないなって。これからきちんと動画を録る予定というか。録らないとって思ってはいるんですけれど、実際テンパっていると言うか。どう言ったらいいのかなって。思ったほど八百長というのが先行しちゃって。どうしたらいいのかなっていうのが正直あって」と、混乱状態にあるという。
三崎氏が「八百長はあったのか？」と聞くと、「八百長というか、実際その八百長と言うか台本を持ちかけられたというのがあって」と久保は認めた。
「それはRIZINは関係なく？」と聞くと、「はい、RIZINは関係なく。それはないです。シバターさんから突然Instagramにメッセージが（あって）。RIZINの運営から試合がキャンセルになりそうだって聞いていて」と、この件にRIZINは関わっていないと断言し、シバターから直接連絡があったとする。
【RIZIN】渦中の久保優太が疑惑を説明、情に流されてシバターからの申し出を受けたと認める「試合を成立させることを優先させないといけなかった」
前回記事（「大晦日RIZINシバターVS久保優太戦考察～あえて、久保選手を擁護してみる」）で、久保優太選手は、シバターに「台本に乗らないなら、試合はキャンセルする」と脅され、泣く泣く条件を飲んだのではないか？ということを書いたのですが、やはり予想通りだったみたいですね。
続けて「で、その台本と言うか“約束事をやってくれるのだったら契約しようと思うんですけれど”みたいなことを言っていて。僕も凄く心苦しくて。カード発表されてスポンサーさんとか、無理してくれている方のチケットとか、サラちゃんも入場の準備をしてくれていたりとか動き出していちゃって。RIZINの運営もそういう風に動いてくれているわけじゃないですか、試合をやるために。だから何とか僕も試合が流れるのは困ると言うか。そもそも違うカードが元々あって、そのカードが流れちゃったのでシバターさんとの話になって。2回も試合が流れるのは、大晦日の出場のチャンスもなくなっちゃうし。1週間前に流れちゃっていてシバターさんとの話になって。で、これはまあ言い訳になっちゃうんですけれど、とりあえずまずは試合を成立させることを優先させないといけなかったので、考えて“分かりました”ということで返信させてもらって。“シバターさんの意向に沿うので試合をやってください”みたいな感じで答えちゃったんですね」と、試合を成立させるためにシバターの申し出を受けてしまったと告白。
まあ、やはり、予想通りの感じでした。久保優太選手の真面目さや優しさが仇になってしまった感じですね。ちなみに、試合前には、直接電話などもしていたようで、最初は、１R目は、お互いに顔面への打撃は行わない（ローキックやミドルキックは全力で蹴ってきてOK）２R目で久保優太選手がハイキックを放って、シバターがKO負けするという八百長を持ちかけていたようです。そこから、直前になって、「八百長はなしで、２R目からは正々堂々全力で戦う」と条件を変更。
この時点で、シバターは、１R目で顔面にフックをブチかます予定だったワケで、久保選手は、まさにまんまと策に引っかかってしまった感じですね。ちなみに、１R目で、顔面への打撃を無しにした理由は、顔面に打撃をもらうと痺れる症状が出ているとして、「後遺症が残れば、嫁や子供に迷惑がかかる」とかなんとか説明していたようで、相当巧妙ですよね。
久保選手は、過去にDV問題で元嫁と離婚してしまったこともあったので、そういった個人的なトラウマも、シバターの陽動に引っかってしまった原因の一つであるかもしれません。
現在、この八百長問題に関して、「両選手を格闘技界から追放すべきだ」といった厳しい意見もネット上で上がっているようです。
ちなみに、この試合は、エキシビションマッチではなく、JMOC（日本MMA審判機構）も関わる公式試合で、「不正試合」と判断された場合、重大な問題になるとか。シバターは、今回の試合で、格闘技を引退すると宣言していましたが、ワンチャンガチで格闘技界から永久追放される可能性も出てきています笑
まあ、もっとも、もともとガチの格闘家というよりは、盛り上げ枠なので、公式戦に出場できなくなっても、エキシビションとして使ってくれる団体はありそうですが。
当然、久保選手にも、何らかの処分が下される可能性もありますが、個人的には、情状酌量の余地はあるかなーと思います。表向きは公表されなくとも、格闘技で、裏で「〇〇の技は禁止」みたいな秘密のハンデが課されることは、結構あると思っているので、久保選手からしたら、「条件を飲まなければ、試合はキャンセルにする」と脅された上で、「１Ｒは顔面への打撃はなし」という条件を飲んだだけですからね。
結果的に、大事になってしまったのですが、流石にこれで永久追放というのは、少し厳しすぎるかな？というのが個人的な感想です。
とりえあず、今回の騒動の全体的な感想はこんな感じですが、この件は、結構メディア論的に興味深い現象を含んでいるので、次回は、もう少し別の角度から考察してみたいと思います。