メッチャ久しぶりにブログ更新。

 

一応、格闘技ネタなのだけど、ダンスとかに通じる話だなーと思ったので、少しアレコレ感想を書いてみる。

 

世紀の一戦と銘打たれた武尊VS那須川天心の試合が地上波で放映されなくなったということで、朝倉未来が動画投稿。

 

 

 

簡単に内容を説明すると・・・

 

①もう放送中止が決定しちゃったものは仕方がない

②視聴者や、格闘技ファンからすると、無料で観れる地上波で観れなくなったのは残念

③ただし、地上波からPPVに移行するのは、格闘技界からすると、必ずしも悪いことではない

 

といった感じ。海外では、格闘技のビッグイベントは、無料で観れる地上波放送ではなく、PPVで視聴者は料金を払って視聴するのが当たり前なので、日本のように、地上波で誰でも無料で観れるのはむしろ特殊だとのこと。

 

その後、朝倉未来が説明するのが、現状で日本で格闘技だけで食っていける選手がほとんどおらず、本業も持ちながら、副業で格闘技をやっている選手がほとんどなので、まともな練習環境が整わず、結果として、海外の格闘家に勝てないということ。

 

なんとなく、皆が副業でやってるから、海外のプレイヤーに勝てないというのは、日本のダンス界にも通じる話だなーと思った。

 

日本とアメリカだとショービジネスの規模がかなり違っていて、スポーツ選手でも、ラッパーでも、やはり金銭的成功の規模が飛びぬけている。

 

日本だと、ダンサーというのは、ほとんどまともに食えるような職業だと思えていなのだけど、海外の一流ダンサーは、ビッグイベントに出演して、高級車を乗り回したりといったことも普通だったりして、単純に「羨ましいなー」と思う。

 

多分、日本とアメリカだとショービジネスに対する意識が違っていて、良いものには大金を払うという文化が根付いている。まあ、そういう点を考慮すれば、朝倉未来が言うように、地上波からPPVへの移行は必ずしも悪いこととは言えないように思う。

 

ただ、この点に関して疑問に思うのは、因果関係が逆なんじゃないかな、というのもあって、地上波で、良いものが観れるから、ショーにお金を払わなくなっているというより、そもそもショーにお金を払う文化がないから、PPVがあまり普及しないんじゃないかとも思える。

 

もちろん、こういった因果関係をはっきりと特定することはできないだけど、ただ、やはり分かりやすい例の一つは、過去のPRIDEとかで、地上波での放送で盛り上がっていたのが、色々と不祥事もあり、地上波で放送できなくなって、どんどん衰退していったということもある。

 

まあ、今後、RIZINが過去のPRIDEと同じ衰退の道を辿るのかは良くわかないけども、一つ、当時との環境の変化としてあるのは、ネットやらYouTubeの存在かなと。

 

ネットいえば、YouTubeなどは、無料で配信して、広告費を得られる地上波に近いようなビジネスモデルになり得るし、ネットの経由なら、PPVやグッズなどの販売もやりやすくなっているから、必ずしも、過去のPRIDEのように、地上波での放送がなくなった瞬間から衰退の一途を辿るということもないのかな、と。

 

ただ、どうしても、地上波での放送がなくなれば、再度格闘技がアングラカルチャー化する自体は避けられないので、この点で、一般人への認知は圧倒的に低下するだろうなーという思いはある。

 

地上波からPPVへの移行で、稼げる格闘家が増えて、格闘技界が盛り上がるというのは、理想的なシナリオだけれども、やはりそう簡単に理想通りにはいかないだろうなーというのが結論です。