人毛を店で加工する理由
カツラを延命させるために
人毛の加工はしてあった方がいいと思います。
これはヘナを塗っているところです
ヘナは自然の薬草なので、
1回で毛髪内部に染み込む量は
決して多くありません
毛に塗った後の放置時間に限界がないので、
1回塗ったら24時間放置します
余談ですが「ダイロン」という、
服や靴を染める染料も隠し味に使ってみたり色々試しました。
ヘナは、別名HENNA TATTOと呼ばれるだけあって、
一度染まると色落ちしないので、
インド人がお祭りの時とかに、
手を装飾したりします。
あと、薄くなった眉毛に染めたりするそうです。
コーヒーや紅茶、卵黄、お酢やレモン汁などを
一緒に混ぜるとよく染まる
だのありますが、
しょ〜じき、
効果は変わらないと思います
でもコレ、
特徴が素晴らしくて、
重度のアレルギーがある人でも
ほぼほぼ肌荒れしないんです。
どんな人が使っても、ほぼ99%荒れない。
美容院嫌いの人が、
「ヘアカラーは身体に毒」的なことを信じて、
ヘナを愛用している方も少なくありません。
ヘナは髪にどのような作用機序で染まるのか?
という事は、
自然草なので当然解明できませんから、
一応禁止ということになっています。
最近はドラッグストアなどでも見かけますが、
ヘナって緩和されたのかな?
でもはっきり言って、問題ない良薬ですよね。
だけど、美容師さん泣かせの薬でもあります。
なんと!
ブリーチという強力な脱色・脱染剤を使っても、
なっかなか落ちません。てか落ちない、、、。
一体どうなってんだよー!ってなってしまいますので、
ヘナをしている方が美容院にヘアカラーをしに行く場合は、
必ず事前に自己申告しておいた方が良いと思います。
どーすることもできマシェ〜ん
じゃあウィッグに植えられる毛にはどうだろう?
当然の事ながら、
とてつもなく最高でございます。
人毛は基本的にハイダメージ毛なので、
色入りが早く、色落ちも早い。
それだけじゃなく、
入りすぎると早く落ちるかと思いきや、
色落ちしにくくなったりもするので、
これはなかなか見極められないです。
このため、貼るカツラを使用していると、
髪色が徐々に明るくなってきます。
それを食い止めることができるのが「ヘナ」です。
今までは、人毛100%のカツラを着用していると、
定期的にお店でカラー料金を払って、染めてもらっていました。
しかしいくらプロでも、
ハイダメージ毛の染色はすこぶる難しい。
狙った色よりも色濃くなりすぎてしまうことが良くあります。
カツラに植える前に、
毛に加工を加えておけば、
色落ちしにくいカツラが出来上がるわけです。
お客様の出費を少なくすることができます。
ちなみに、
ヘナタトゥーは2週間ほどで消えてくれるから、
一時的な刺青(イレズミ)と言われていますが、
初段で述べたとおり、これは皮フのターンオーバーだからで、
新しい組織が表に循環してくるタイミングでヘナも消えるわけですから、
黒の油性マジックで染めることと大差はありません。
ゆえに貼るカツラの盟友【ボンドくん】も同じ原理です。
それじゃあ、カツラーマンが4週間貼り付け放しにしているというのは、
嘘なのではないか?
この嘘つきが!>
という疑惑が生じてきますよね?!
しかし4週間着け放しにできるというのは、
本当の話です。
答えは、AGA8型でもないかぎり、毛はあるからです。