カザマカズマが赤道直下250キロを走る

カザマカズマが赤道直下250キロを走る

2016年7月にエクアドルマラソン250キロレースにチーム戦で出場し、世界一を目指します。

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最終話 終わりなき旅


最終ステージは、11キロ
基本的には、勝負と関係のない、
全員でのんびりウィニングランに
なるらしいのだが、


例外的に、上位のタイムが僅差の場合は、大会側から、あるいは選手側から、
レースの申し出があるらしい。


何やら、選手らが数人、
レース!レース!とはやし立てていて、
周りから歓声が上がっている。


え--!!もう走れませんけど-!


僕は、第5ステージで全てを
出し切ったので、
体力も気持もゴールに
ただたどり着く程度しか残ってません。


そんな僕の心の声など
聞いてくれるわけもなく、
レースが始まった。






序盤こそ、頑張ってハイペースを
試みるも、何度もつまずき、転びそうに
なる僕を見かねて、


“ぐっさん、僕らは、もうええですやん。ウィニングランにしときましょう。”


僕達は、ペースを落とし、
ゆっくりと旅を終わらして
行くことにした。







旅が終わって行く









長かった分、本当に長かった分、
振り返れば、あっという間に
すぎてしまった旅が、





終わって行く






でも、

ゴールテープをきったその先には、
またスタートラインがあって、




新しい物語が始まる。





終わりなき旅が始まる


また、始まる。





本当にたくさんの出会いと支えがあって、





素晴らしい経験ができました。





なんと充実した日々だったことか!







本当にありがとうございました。
 




そして、


次の旅に関わる方、

よろしくお願いします。