耳を鍛えよ! | 鬼ですけど…それが何か?

鬼ですけど…それが何か?

振付師KAZUMI-BOYのブログ




音感のセンスは、日々鍛える必要がある。

漠然と聴く・・・

音に慣れてしまう・・・

これでは音感を鍛える事は出来ない。


聴こえる音は全て拾える様に、聴こえる音を増やす様にクセをつける事が大切だ。

ダンスは音を体感する作業である。


よく見受けるのが、振り付けにあるアクセントにしか注意を払わないダンサー達。

確かに、振り付けで与えられた音のアクセントは取ろうとしているが、それ以外の音は聴き流しているタイプである。

全ての音を聴き分けた上に、取るべき音、強調すべき音を体感表現するのだ・・・と言う事が解っていないのである。

これでは音感のセンスはアップしない。

複数の楽器が音を奏でているにも拘らず、振り付けにあるアクセント以外の音は聴き流す。意識しない。

これではアクセントの意味が無い!って事が解っていない。

全ての音があって、その中からわざわざ『この音』を拾っているのだ・・・と言う事を理解しなければ、アクセントにならない・・・と言う事を理解していない。


音の聴き方が悪い訳である。

音の早取り、遅取り・・・

その原因の殆んどが『音を聴き切れていない事』に起因する。


そしてこの悪癖は治り難い。

日々の自己鍛練が必要だ。

音感の悪い奴がダンスの上達を望んでも無理である。

耳を鍛える事が大切である。