私がかつてB.D.C(私が所属するスタジオ)の生徒だった頃は、もっとガツガツと貪欲だった。
まだ、日本人インストラクターは居らず、常時2人ずつ招聘される外国人インストラクターのクラスしか無かった頃である。
今の様に、生徒がクラスを選ぶ時代ではなく、踊りたければ、その時に招聘されている外国人インストラクターのクラスを受けるしか無かったのである。
彼等はいつも、大体2日でコンビネーションを変えるので、そのコンビネーションから学べるチャンスは2日だけ。
そのコンビネーションを、上手く踊れる様になるチャンスは2日だけだった。
だからいつも必死。
泣いても笑っても、気に入ったコンビネーションだろうが、そうじゃなかろうが、そのコンビネーションを踊れるチャンスは2日だけ。
1日目に上手く出来なかったり、注意された箇所を、何の練習もせずに2日目のクラスをそのまま受けるなんて、有り得ない事だった。
仮にもし、前日受けた注意を、2日目にも食らうなんて事があろうものなら、身を縮めて恥じ、泣いて悔しがった。
今の生徒達は違う。
悔しがらない。
同じ注意を何度食らおうが、ばつが悪そうに苦笑するだけだ。
金、土、日、月、木と、私のクラスでは最多5回も同じコンビネーションを踊る事が出来るが、最多回数受けてる生徒程、上手くならない。
練習して来ないのだろうし、昨日よりも上手く踊りたいとも思ってないのだろう。
上手く踊れなくても悔しくなく、同じ注意を繰り返し受けても恥ずかしくないのなら・・・
5回も同じコンビネーションを受ける必要は無いんじゃないか?
・・・と、私は思う。
週に1回しか受けられない生徒達の方が、余程集中力を見せるし、振り覚えも早い。
5回も同じコンビネーションを受けているにも関わらず、同じ箇所を間違う、間違って覚えている事に気づかない・・・
私には信じられない事であるが、その生徒にすれば『それでいい』のだろう・・・。
調子の悪い身体を駆使して挑むクラスで、こうした光景を見せられ続けるのは、耐え難い。
好きな事に対して『欲』を出せないとか、向上心が持てないと言うのは、有り得ない事だと、私は思うが、そうじゃない生徒達もいる・・・と言う事なのだろう。
ならば、一生同じコンビネーションを踊っていれば良かろう・・・と思うし、私の注意も無用の長物であろうと思う。
『出来ないから練習する訳で、上達を目指すから毎日クラスを受ける』
これが私の常識、認識だが・・・
そうじゃない生徒もいる様だ。
ならば私は・・・
『どうでもいい存在』だし、『居ても居なくてもいい存在』って事だよね(苦笑)?
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