みなさんおはようございます。
KDC院長のカネダです(=゚ω゚)ノ
私は普段、
治療にあたる上で
信条としていることがあります。
名医がいても
治療はうまくいかない。
名患者がいてこそ
治療はうまくいく。
これは中国の有名な歴史書
「三国志」
の中に出てくる話にあります。
蜀の将軍 「 関羽雲長 」 が
腕に毒矢が刺さり、
腕が化膿し、骨を削る手術をしなくてはならなくなりました。
そこの登場した名医 「 華佗 」 は
麻酔もなく、とても手術の痛みに耐えられないと考え、
関羽の腕を動かないように縛り付けようとしますが、
関羽は大丈夫だからそのままやるように命じます。
恐る恐る手術を始める華佗。
メスを入れ、骨を削っても
全く動じず涼しい顔をしたまま
手術が終わり、
華佗は 「 長く医者をやっており、人は私を名医と言うが、関羽将軍こそ名患者です。 」
的なことを言った逸話があります。
別に治療に我慢が必要とか
そういうことを言っているわけではありません。
医者と患者は互いに認め合い、信頼することが大事ということです。
初めて会った人を
すぐに認め信頼するのはとても難しいです。
最近では 「 カウンセリングルーム 」
を設置している歯科医院は少なくありません。
しかし!
カウンセリングルームがある = 患者さんとうまくコミュニケーションが取れる
ではありません!
まずは相手のことを知ることが第一歩で、
そこからは相手の一挙手一投足を見て、感じて
理解しようとすることが大切なのです。
言葉でいうのは簡単ですが
信頼関係を築くというのは
とても難しいと、常々感じています。
ですから私は
この 「 名医・名患者 」
の話を忘れず、
常に互いに信頼しあえる関係を
築く努力をすることを信条としているのです。
この先生になら
手術を任せてもいい。
そう思ってもらえるくらいにならないとですね。。。
それではまた