岩崎邸や旧前田侯爵邸など
今も残る古い建物を見学するのが好きです
当時の人々の暮らしはどんなだったのかなぁ…
鹿鳴館のダンスパーティーのようなドレスを着たご婦人が暮らしていたのかなぁ
お着物を着た上品なお嬢様がいたのかなぁ
などと想像を膨らませる時間が好きです
でもそういう建物は歴史的な建造物で庶民の暮らしとはかけ離れていますよね
そして一般の住宅は そんなに立派な作りでは無いので
100年以上はなかなか残らない
駅から家に向かう途中に
屋根や外壁が崩れかけた家があります
60年前か70年くらい前の家かなぁ
住む人がいなくなって 荒れ放題になってしまったのでしょう
この家が建てられた当時はどんなだったのかなぁ?と思いを巡らせてみる
当時にしては少し大きな家
きっと住んでいたご家族にとって自慢の家だったのではないでしょうか
家族で囲む食事の団欒には笑い声が溢れていたのでしょう
月日の流れの中で色々なことがあり 誰も住まなくなる
月日と共に徐々に朽ちていく
少し悲しい光景です
建物も人も月日と共に衰え 華やかさは失っていくけど
そこには確実に日々を過ごした歴史がある
だから その歴史を大事にしていきたい
介護施設でのハンドケア
その人の歴史を噛みしめながらこれからも続けていきたいと思います