歯科医師・美女製造プロデューサーの
小川恵子です
どの人にも、「苦い記憶」ってあるだろう。
私の「苦い記憶」と言えば、
小学校6年生の
新体操の東北大会のときのこと。
いまだに、新体操の大会のときのことが夢に出てくる。
夢では、
・練習をまったくしていないのに本番を迎える
・本番中なのにも関わらず、練習していないから、次どうしよう？と考える
といった感じで
見えている風景は、
大会の演技本番中に見ていた景色とまったく同じ。
大会場の天井
（新体操の場合、手具を高く上に投げたりするので、天井を見る機会が多い）
審査員
（前に、イスとテーブルがあって、そこに審査員が座っている）
フロア
（１３メートル四方のフロア。基本、白だったけど、時々、青っぽい大会もあった）
30年近く経った今でも、リアルに覚えている。
バレエで舞台に上がっていたときに見ていた風景って
意外と覚えていない。
バレエで舞台に上がっている時って、
いわゆる「ゾーン」に入っているらしく、
寝ていても踊れる感じだったし、
舞台照明を浴びているので、
客席はほぼ見えない。
新体操をやっていた小６〜中学までは、
そんな「ゾーン」なんてものに、入る余裕すらなく、
そもそも「ゾーン」なんて存在すら知らない。
緊張しながらも、周りの風景を見て
脳に焼き付けていたのかもしれない。
小６の東北大会の種目は、
ロープとボール。
このボールが、ものすごくトラウマになってしまっている。
例えば、野球などであれば、場外ホームラン！的なものがあり、
素晴らしい記録と褒め称えられるのだが、
新体操の場合、１３メートル四方のフロアから、
体、手具がはみ出すことは、減点となる。
ボールのそのときの私の演技の最後に、
高くボールを投げ、
頭と腕のところでキャッチする、というのがあった。
つまり大技を決めて終了。
フィギュアスケートなら、最後に、
3回転とか4回転を決める！みたいな。
という演技だった。
今でも、あの感覚、すべてを覚えているのだが、
高くボールを投げ、キャッチ・・・・
のはずが。。。
ボン！！と、自分の頭にあたり、
キャッチできず。
ボールは、場外へ転がる。。。
あっ！やってしまった！
急いで、走ってボールを取りに行く。
最後の最後に転がしてしまったので
曲の終わりに間に合わない、、、
走って戻ってきて、
とりあえず、ポーズだけした。
新体操の得点は、10点満点。
ミスによる減点と、
必ず入れなければならない難易度の高得点の技があったり
確か、普段7点以上はとっていたのが
このボールの演技は、3点台だった。
この大会での最下位はたぶん私だった。
その記憶が、いまだにしっかり残っており
時々、夢に出てきては、
なんとも言えないモヤモヤと後悔を引っ張り出して去っていく。
そして、その「苦手記憶」が、
5歳の娘に見事に引き継がれてしまった。
さて、続きはまた後ほど。