この子ならこれくらいの
譜読みをしてくる、というのは
検討がついてきますが

それ以上の仕上がりで弾いてきた
生徒さんは
YouTube、見たな、ってわかります。


音は読めてもたぶんリズムがわからない
のだと思いますが
そう考えたらリズムがわかる、って
大事ですね。
YouTubeでプロの演奏を聞くと
知らぬ間にフレーズで捉えてると
思うので、自然な流れで弾いてきます。

それが自分で出来たなら、、、

考えるのはめんどくさいし
聞いたらすぐにわかるYouTubeは
便利だと思います。
私もめんどくさい時はYouTube様の
お世話になっています。


でもその生徒さんには
最初からYouTubeは聴かないで、
ある程度弾けた時に聴いて

とは言いました。

自分で考えなくなりますから、、、。


最近思うのは「自分で考える」という
事があまりなくなってきたのでは
ないかということです。


手前味噌で恐縮ですが
年代よりも難しい曲を常にやっていた頃、
もっている知識と譜面とのギャップがあって
特にリズムは本当に苦労しました。
ポリリズムなんか
どうして弾いていいかわかりませんでしたし
先生は何も教えてくれません。

そう言えばその時代の先生は
弾けてる曲しかレッスンされませんでした。
なので1週間でどんな曲であっても
最後まで止まらないで弾けるレベルに
もっていかないと見ていただけないので
なんとしてでもやらないといけません。

リズムは算数でした。
まだ小数点を習っていない年に
母に手伝ってもらって
広告の裏に大きく書いてどこの音に
どこの音を入れるのか
頭で理解してから弾く、という作業を
たくさんしました。

苦労して覚えた事は忘れませんし
応用も効くようになります。

楽語も譜読みの前に楽典の本を
見て調べて書き込んでいってました。



今は情報を与え過ぎているのか
「先生からそんな事、習ってない」
と言われないように
先に答えを与えてしまったりするので
頭の中に残らないのですね。


何年もずっと言い続けてる事を
全く覚えてない生徒さんは
たくさんいます悲しい

でもある日突然、質問に答えられるように
なって嬉しくて
「え、凄い👏✨(全然すごくないけど)
急に分かるようになったんやね‼️」と言うと

「学校の音楽でやった。」

と言われてものすごい無力感を感じます悲しい


何年も毎週のように言ってても
覚えてくれない事を学校の授業なら
瞬間で覚えてくれるんですよね、、、。

あるいは、
「そう言えばピアノの先生が
ゆーてたやつ、ってこのことか」って
初めて繋がったのかもしれませんが。


趣味で習う子達に私がしてきたような
事をさせるのは酷かもな、と思う半面、
でも土台となる事が無いままに
教えていく事も虚しくて

モヤモヤな毎日です。

ピアノって弾くまでにいろんな事が
理解できてないと難しくて
それを自分で組み立てられるように
なって欲しいのですが
なかなか思うようにはいきませんね。。。