惜別...ありがとう「上越線(水上~長岡)国鉄115系」! | Ameba鉄道ファンブロガーゆうちゃんの『鉄道日誌』

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昨日2016(平成28)年3月25日(金)をもちまして、上越線(水上~長岡)国鉄115系(新潟車両センター所属)営業運行終了(撤退)となりましたので、お知らせすると共に、私自身のコメントも添えたいと思います。なお、同区間において国鉄115系(新潟車両センター所属)が営業運行終了となった理由につきましては、本形式の老朽化のほか 保安装置の更新(旧保安装置からATS-P化)が理由として挙げられています。コレに伴い、本日2016(平成28)年3月26日(土)のダイヤ改正より、上越線(水上~長岡)を走行する普通およびワンマンの全列車が新型車両E129系(0/100番台)に統一されます。

結果的に、同区間において また上越国境において 今後「国鉄115系」を見ることが出来なくなってしまいました(※但し、長野総合車両センターへの廃車回送大宮総合車両センターへの検査入出場回送は除きます)。


国鉄115系(1000番台)ニイS12編成(キムワイプ)+ニイS-8編成(キムワイプ) 普通】水上ゆき(1枚目:長岡にて 2枚目:水上にて)。






国鉄115系(1000番台)ニイN-16編成(キムワイプ) 【普通】長岡ゆき(越後湯沢にて)。




国鉄115系(1000番台)ニイS-9編成(キムワイプ)+ニイS10編成(キムワイプ) 【普通】長岡ゆき(長岡にて)。




国鉄115系(1000番台)ニイN-16編成(キムワイプ)×水上駅周辺の風景。新潟車両センター所属の国鉄115系が、上越国境を超えて北関東(群馬県)までやって来る光景は、長野総合車両センターへの廃車回送および大宮総合車両センターへの検査入出場回送を除けば見られなくなってしまった。




↓上越線「長岡ゆき」の行先表示。同区間において、方向字幕による行先表示は見納めに(※新型車両E129系は、フルカラーLED表示器による種別・行先表示となる)。




↓新潟車両センター所属の国鉄115系  車内全景。新型車両E129系においてもボックスシートは設置されているのだが、国鉄ムードが漂う一昔前のシチュエーションを堪能することは出来なくなってしまった。




ボックスシート。やはり 国鉄115系のボックスシートは迫力があり、また居心地(座り心地)も良かった。




↓ドアー口。無塗装かつ昔懐かしの「Hゴム枠」のドアーが魅力的だったが、コレも見納めに。また、ドアーの開閉ではで開閉する「国鉄115系スタイル」が個人的には大好きだったが、コレも出来なくなってしまった(※新型車両E129系では、ドア横の「ドアボタン」を押して開閉する)。更に、ドアー下部に貼られている「↓あつい!!」ステッカーも見納めに。




↓長岡車両センターの車窓。国鉄115系に乗車して眺めていた頃が懐かしい。






越後堀之内駅。私が今から13年前に初めて同区間で乗車した際に下車した「思い出の駅」である。




↓同区間といえば、何と言っても「のどかな田園風景」が最大の魅力である。このシチュエーションに最も似合う車両は、言うまでもなく「国鉄115系」だった。






私は、今から13年前2003(平成15)年5月(GW)の帰省時に、初めて上越線に乗車しました。


この時は、長岡駅~越後堀之内駅間を1往復乗車していました。親戚の一緒で4人で乗車、この時私は生まれて初めて「ボックスシート」を目の当たりにして そして着席して凄くいいなぁ、と感動しました。

また、行き(長岡→越後堀之内)では4両だったのですが、この時初めて目の当たりにした「白の車体に黄緑色の帯」という車両の姿に私は(初見だったので)思わずビックリしました(今では「キムワイプ」と言えるのですが、当時はまだ何も分からなかったので…)。


車窓や乗り心地も感動しました。それまでは上越新幹線の車内から眺めていましたが、のどかな田園風景がリアルに堪能出来たり バネのように上下に揺れるあの独特な乗り心地威勢の良い走行音が味わえたりと、もう感動の連続でした。



帰り(越後堀之内→長岡)では、感動的な出来事がありました。


実は乗車する列車に間に合わなさそうになり 駅構内(跨線橋)を慌てて走っていたのですが、

発車時刻を過ぎていたにも関わらず、扉を閉めずに我々が乗車するまで待っていてくれたのです。

東京では、発車時刻を過ぎれば直ぐに「次の列車をお待ち下さい」となるケースが殆どですが、

この時、車掌さんの「優しさ」に思わず感動してしまいました。

とても嬉しかったです。


また、この際乗車した編成が「2両」だったことに驚きました。

私は、生まれて初めて「2両」の列車を目の当たりにしたのです。

これも、今となっては「思い出」です。




因みに、少し余談ですが この当時(2003(平成15)年)は 同区間を走行する車両は(新潟車両センターの旧名だった)上沼垂運転区に所属していたため、車側の所属表記は「新ニイ」ではなく「新カヌ」でした。




この、2003(平成15)年5月に初めて同区間にて乗車して 感動したことがきっかけとなり、

以降は毎年のように上越線(水上~長岡)で国鉄115系に乗車して乗り鉄旅をするようになりました。


長岡から越後湯沢まで乗車したり、

遠征時には水上から上越国境を越えて長岡までフル乗車したり…

といった感じで楽しみましたし、

また、GWや夏だけでなく 冬の豪雪時に乗車してみたりと

季節によって それぞれ違った雰囲気の車窓を堪能したりもしました。


私にとっては、上越新幹線で 移動よりも、

上越線で国鉄115系に乗車して移動する方が楽しかったです。




私が初めて上越線(水上~長岡)にて国鉄115系に乗車してから13年…

当時小学4年だった私は、今では20代になりました。

この路線、そして新潟車両センター所属の「国鉄115系」は、

私自身の「成長」そして「青春時代」を大きく支えてくれたように思います。

また、本当に沢山の「思い出」が出来ました。


まだまだ今後も国鉄115系が 僅かながらも現役で活躍してくれることに期待していたのに…

昨日で全列車で営業運行終了という情報を目の当たりにした時は、もうショックでした。


それでも、今まで13年間 同区間で国鉄115系に乗車して車窓を存分に堪能したり、

独特な乗り心地や威勢の良い走行音を聞いたり、

時には「感動」したり 出来たことには

本当に心から感謝 御礼申し上げたく思います。




時代が移り変わり、本日から同区間の普通】【ワンマンの全列車が

新型車両E129系によって営業運行されるようになりました。

本形式は、新潟県内のJ-TREC総合車両製作所新津事業所にて製造、

E233系ベースの車両であり、

本形式で上越線の乗り鉄旅が出来れば、国鉄115系の頃とはまた違った「世界観」が

堪能出来るのはないかと思っています。

そのことには、今後期待したいところです。



とはいえ、先程も少し書きましたが

同区間の魅力は 何と言っても「のどかな田園風景」

そして「澄んだ空気」「豊かな美しい自然環境」

「アットホームな雰囲気」「乗務員や乗客の優しさ」…

にあると思います。


同区間の列車が、新型車両E129系に変わっても

こうした魅力やムードは、これからもずっと大切にしてほしいと思います。



最後に、今まで国鉄115系(新潟車両センター所属)が長年毎日のように営業運行して下さったことに対して、

心から厚く御礼申し上げます。



虹国鉄115系、今までありがとうございましたヒマワリ