排尿について思うこと | 頚髄損傷.comのブログ

頚髄損傷.comのブログ

頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

最近、尿についてとても気になることがあります。






脊髄損傷となると、脊髄ショックとなり閉尿といって、おしっこができなくなるため、留置カテーテルでの排尿となります。






その後、完全型の方はいつまで留置カテーテルでの排尿となるでしょうか?





積極的な急性期病院は留置カテーテルを外して、3時間ごとの介助での導尿をする場合があります。





多くの医療機関は留置しっぱなしです。





本当にこれで良いのでしょうか?





膀胱はおしっこがたまらないと、どうなるのでしょうか?





使わなくなるものは、機能が低下したり、変性します。





その後、導尿を始めようとしても、膀胱は変形していたり、ふくらまなくなったり、過反射を起こしたりします。




医療のマンパワーが不足しているため、毎回の導尿をするのは簡単ではないでしょう。





ただ、留置しながらも、クランプといって、排尿を制限して、膀胱におしっこをためることは業務的にも可能なのでないでしょうか?





最近、膀胱が委縮して、過反射を起こしたり、腎臓へ逆流することが多く聞きます。





医療従事者に理想を押し付けすぎてはいけないのですが、当事者が泌尿器の正しい知識をもって、医療従事者と対話していくことが重要と考え、このテーマを書かせて頂きました。






頚髄損傷.com もよろしくどうぞ。