高木健のタイタニックゴジラ -18ページ目
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稽古場

稽古場にやってきたニューカマー。

演出助手佐藤。

栗毛色の女の子。

ナイロンの黒ブルゾンを脱ぎ捨て。

左手に光る黒時計。

さっそく時間を測る佐藤。

取り出すはキャンパスノート。

メモを取る佐藤。

佐藤。

佐藤。

日本。

佐藤。

稽古場に新鮮な風が吹きました。

そして稽古場に遊びにきた我が教え子萩野。

萩野。

萩野。

日本。

萩野。

稽古場に溢れ返る新鮮な風。

まるでデニーズにいるみたい。

タイタニックゴジラ旗揚げ公演。

もうなにもしたくない

絶賛稽古中。

いちにのサニーマート

今日は突然雨が降ってきた。
雨が降る少し前に家に帰ってきていて非常に助かった。

外に洗濯物を干しっぱなしだったことに気付き、慌てて取り込む。

ベランダの手摺りには黄色のタオルケット。
僕のものではなく同居人のものだ。
大きくクマのプーさんのイラストがプリントしてある。

暗闇に映える黄色を見て、以前から抱えていた疑問があらためて沸き上がる。

なぜ同居人の彼はこのタオルケットをチョイスしたのだろうか。
肌触りが堪らなく気に入ったのか。
コストパフォーマンスの問題だろうか。
それともクマのプーさんがどうしようもなく好きなのか。

そんなことを考えているうちにも雨は容赦なく降り注ぐ。
まずは取り込もう。

取り込んでみたもののやはり気になってしかたがない。
そんなに良いタオルケットなのだろうか。
触り心地を確認してみる。
普通だ。
なぜこのタオルケットなのだろう。

そうこうしている内に自分の洗濯物を取り込んでいないことに気付く。
危ない。
これがこのタオルケットの魔力なのか。
取り込んでいるつもりがまんまと取り込まれてしまったのか。

洗濯物を取り込む。
午後に干したのでまだ乾いていない。
とりあえず部屋に干しておこう。
部屋干し用の洗剤でないことを悔やむ。

テレビではサッカーの中継をしている。
日本が勝っているようだ。

しばらく経って雨が止んだので再び洗濯物を干す。
夜干し用の洗剤でないことを悔やむ。

日本は3点のリードを保っている。

少ししてまた雨の音がしていることに気付く。
諦めよう。
雨干し用の洗剤が開発されることを祈る。

ビールを片手に久々にレッドシアターとあらびき団を見る。
途中、無償にソーセージが食べたくなり雨の中コンビニに向かう。
8本入りパックで105円のソーセージを見つける。
完璧なパックに気分を良くし大好きなうずらの味付け卵パックを購入しようとするも見つからず。
結局ソーセージの横にあったうずらではない味付け卵で手を打つ。

概ね満足なつまみに非常に上機嫌になる。
贅沢な気分だ。

雨は止んだようだ。

途中で同居人が帰ってきた。
タオルケットを取り込んでおいたことを感謝される。
なんだか微笑ましい気持ちになったので疑問はまだ胸の内にしまっておこうと思った。

明日洗濯物が乾いていることを祈る。

卓球

卓球というのはテーブルを挟んでネット越しに玉をラバーの付いたラケットで打ち合う種目です。


中国で盛んです。


シングルスとダブルスがありますが、ダブルスは交互に打ち合わなくてはならないため二人の選手が狭い空間でくるくると前後を移動します。


ラバーの色は主に赤か黒です。


ネットの色は主に緑でテーブルの色は主に青です。


選手は主にポロシャツに短パンです。


時折ルーズソックスにスカートの選手が現れますがやはりマナーにはそぐいません。


得点を決めた選手は大きな声でシャーといい、力のこもったスマッシュを外した選手はワンステップを踏んだ後に天を仰ぎます。


プロになるためには目に力があること、涙をこらえること、愛ちゃんという名で幼いころから皆に親しまれることが必要です。

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