こんにちは。



今日リリースがありましたが、大分トリニータに移籍することになりました。



来年も一緒に戦ってほしいと声をかけてくださった、カマタマーレ讃岐を応援してくれている方々の想いに応えることが出来ずにすいません。
そうやって声をかけてくれたことは本当に嬉しかったです。



カマタマーレ讃岐からは来年も一緒に戦ってほしいと話をしていただき、大分トリニータからも来てほしいと話をしていただき、自分の今の年齢、これからサッカー選手としてどうありたいか、おそらくそんなにすごく長くはないであろう現役生活をどうしていきたいか、いろんな可能性を考えながらこれからのことを考えました。


選手である以上高いレベルを目指したい、もっともっと選手として成長したい、そしてもう一度J1の舞台で戦いたい。


プロサッカー選手になって10年。

J1で5年、J2でも5年プレーしましたが、その5年である程度J2ではプレーできるんじゃないかなという手応えを感じることがありました。

逆にJ1での5年は多く試合に出れなかったこともありますが、同じような手応えを感じることは多くなかったです。

だから今自分がその舞台に立ったらどんなプレーができるのか、それをすごく知りたい。
正直自信があるわけじゃないし、そのためにはもっともっと努力して成長しなければいけないと思っています。
でも数年前はその舞台すら諦めていたし、今のようにもう一度J1で戦ってみたいなんて思わなくなってた。


もう一度J1を目指したいと思うようになれたのも、カマタマーレ讃岐での2年があったからです。



そのために少しでも早くJ1を目指せる可能性のある、大分トリニータに移籍することを決断しました。



大分トリニータというクラブのビジョン、目指すサッカー、こうなりたいと思い描く未来に心惹かれ、すごく魅力を感じました。



今回オファーをいただきお世話になることになったこともそうだし、大学時代に呼んでいただいて練習参加したこと、神戸時代に一度オファーをもらったことがあることなど、少なからず縁のあるクラブだったんだなと思います。





プロ11年目の来年は33歳の年。



大分トリニータのために自分のサッカー人生全てをかける気持ちと、強い覚悟を持っていきます。


そしてクラブが目指す未来のために日々全力で取り組んでいきます。



その先に大分トリニータで多くのことを成し遂げることができたら最高です。



大分トリニータを愛する皆さんと共に熱く、熱く戦える日々が始まるのを、今から楽しみにしています。







移籍で新しい場所に行くということは、家族の生活も新たな生活になるということ。




息子は今年幼稚園に入園したばかりです。

なのに、もう新しい幼稚園に行かなきゃいけません。

ポジティブに考えればまた新しい友達ができる!って考えれる。

でも、やっぱり1年でも過ごした生活が変わることの不安や寂しさは絶対あるはず。




妻も結婚してから何回もの引っ越し、移籍に何も言わずについてきてくれています。


なんでかその土地、その土地で仲良くしてもらえる友達が必ず出来ていて、そういう引き寄せる何かがあるんだろうなーといつも羨ましく思います。


高松でも凄くいい人たちにめぐり合えて、すごく想われていて、離れさせてしまうことをものすごく申し訳なく感じました。



そうやってもう自分には、ある意味で家族の人生まで背負っている責任があると、今回の移籍で改めて深く考えさせられました。



大切な家族が楽しく幸せな日々を長く過ごせるように、大分で必死こいて頑張らないと!






そして、カマタマーレ讃岐を愛する皆さん。



2年間でしたが本当にありがとうございました。



この2年は下を向いてしまいそうになるくらい悔しいことや辛いことがたくさんありましたが、それでも前を向いてやってこれたのは、間違いなく応援してくれる皆さんのどんな時も変わらないクラブを想う愛と、何よりも心強い後押しに支えられてきたからです。


カマタマーレ讃岐を想う人たちの熱量は本当に素晴らしくて、その熱量はどのクラブにも負けない最高なものです。



どうかそのどこにも負けないクラブを想う愛と熱量で、これからもカマタマーレ讃岐をよろしくお願いします。



僕はカマタマーレ讃岐はこれから若い選手がどんどん成長して、このチームの主力となって戦っていってほしいと思っています。




どうにか来年はチームの主力になって活躍してほしいと、僕の想いを託したやつもいます。




まだまだ頼りなく未熟な若手ばかりですが、サッカーへの情熱はしっかり持った選手たちです!

どうかそういう選手たちがこれからのクラブを支えていってくれると信じて、時には厳しくも深い愛情を持って見守っていってくれると嬉しいです。




僕はカマタマーレ讃岐を離れますが、いつまでも僕の中での大事なクラブの一つであることは変わりないので、これからもカマタマーレ讃岐の成長、発展を心から願っています。




2年間本当にありがとうございました!





漢  馬場賢治