いつもブログを読んでいただきありがとうございます!

 

先週は祝日ということでサボったので2週間ぶりです。

 

前回は25歳(プロ3年目)編

 

 

 

今回は26歳、プロ4年目。

 

おそらくプロ13年間で1番トピックのない1年です。

 

公式戦出場2試合、トータル出場20分くらい。

シーズン終了と共に契約満了。

多分1番のトピックは契約満了後のアフロヘア。笑

 

前年湘南ベルマーレにレンタル移籍したものの多くの出場機会を掴めず、移籍前の話通りヴィッセルにレンタルバックという形だったので状況は厳しいだろうなと容易に想像できたし、実際チームからも厳しい立ち位置であることは伝えられていて、それでももう一度強い気持ちを持ってヴィッセルでやりますとチームに伝えて、巻き返しのシーズンが始まろうとしていました。

 

神戸で結婚式を控えていたので少し早めに平塚から神戸に引っ越しをして、シーズン前になんとか結婚式を終えてひと段落、さてもう一度ヴィッセルで頑張るぞっていうタイミングであるクラブからレンタルでのオファーが届きます。

 

それが大分トリニータです。

ナビスコカップ優勝などクラブが大いに盛り上がっていた中で経営不振で立て直しを図っている時でした。

 

当時の僕は関東から関西までの引っ越しを終えて、一世一代の結婚式をやっと終えてっていうタイミングでのオファーだったので正直ここからさらに九州に移籍なんて考える余裕もパワーもないタイミングでした。

(確か結婚式を終えた次の日だった気がする)

当時の僕はヴィッセルの強化の人と面談をして、厳しい状況でももう一度頑張るっていう覚悟を決めた話で終わっていたので、オファーあるけどどうする?って言われた時に、こないだここで頑張るって話したやろ!そんな話持ってくるなー!!とも思ってました。笑

 

今思うとですが、もう少しチームでの自分の立ち位置とかを冷静に考えて判断したらどうなっていたかなーって思ったりもします。

湘南でのシーズンが終わって神戸と話をしている時にトリニータからオファーがあって、自分の状況や評価を聞きながら次のシーズンのことを決めることができたら間違いなく違った方向に行っていた可能性もあっただろうなって思います。

昔のトリニータ、タイミング!!笑

 

そんなこんなで覚悟を決めて始まったシーズンでしたが、キャンプを終えてやっとフィットしてきて良い感じになってきた開幕前に全治2ヶ月の怪我。

開幕直後に東日本大震災が起こりJリーグはストップ。

怪我から復帰後もメンバーにすら入りそうな気配もなく、練習と練習試合の日々。

それでも覚悟を持って臨んだシーズンだったから頑張ることはできたけど正直めちゃくちゃきつかったですね。

何をモチベーションにってなると、正直夏くらいになると来シーズンのことを想像し始めて多分ヴィッセルに残るのは厳しいだろうから、まだ若かった僕はとにかく自分のために頑張ろうっていうのが1番のモチベーションでした。

色々な経験をした選手ほどチームのこと見れるようになるし、時には個人よりチームってなれるんだろうけど、あの時のまだプロ4年目の自分にはその力も余裕もなく自分の将来ばっかり考えてしまっていた気がします。

 

それでもチームメイトには本当に恵まれて可愛がってもらえたし、一緒に毎日トレーニングするのは素晴らしい時間だったし、そんなメンバーだったから自分が試合に出てなくても応援できた。

僕がいた時のヴィッセルは良い人が多かったから、チームみんなで頑張ろうっていう雰囲気がいつもあったなーって思います。

 

当時は練習試合にも沢山の他のJクラブの関係者が見にきていたので自分をアピールする機会は多くありました。

だからシーズン途中から練習試合は就活みたいなもん笑

冗談のような本気のようなだけど、実際次に行くチームからはその練習試合を見てオファーをくれたので就活だったんだと思う笑笑

 

次プレーすることになる湘南ベルマーレの関係者の人は、前年もいたからわかってはいるけど実際にその時に僕がどれくらいのプレーができるのかを何回か見にきてくれてオファーをくれました。

ヴィッセルから契約満了を伝えられた時にはもうほとんどベルマーレから話をいただいていたので、本当に感謝したし試合に出れなくてもずっと頑張っていて良かったと思えた時でした。

 

ヴィッセルでトータル3年。

ルーキーから試合に出させてもらえる喜びも、その中での悔しさも、凄まじいプレッシャーも含めて多くの経験をさせてもらいました。

何よりJリーガーにさせてくれたクラブです。

ほとんど力にはなれなかったけど、素晴らしいクラブでキャリアをスタートできて本当に良かったと思っています。

 

そしてクビと共に人生で一度はしてみたかったアフロヘアーにします。

勝手にこのタイミングかなと思い笑

最高の思い出だし、翌年に笑いも提供できたし。

何より今でも自分のブランドのアイコンになってるし。

 

 

プロ4年目は本当に何も残せなかった厳しいシーズンだっだ。

そのヴィッセルでの悔しさを抱えつつ、また湘南ベルマーレに次はレンタルではなく“完全移籍”で加入して新たなスタートを迎えます。

 

続きはまた来週です。

 

MIND PLUS⁺ 馬場