このGW中に、立て続けてラジオ、テレビに生出演させて頂きました。

それにしても『生』は疲れますね。ましてやNHKの全国放送なので

やはり必要以上に気を使っていたらしく、放送終了後はグッタリしておりました。

ただ、すぐに立ち直って、すでに日常業務の作曲に励んでおりますが。

 

さて、今回出演するに際して、解説するべき4名の作曲家さんの楽曲を

改めて聴き直して、分析してみました。

放送中の曲解説を聴いて頂けたと思いますが、あれはなかなか大変でして

相当下調べをしないと、同業者の事をそれも現役の私が語るのは

難しいのです。

 

それほど知らないくせに、楽曲について語ったりしたら、

失礼になるし、同業批判の誹りも免れない事になります。

 

ですので、私は、心から尊敬できる作品しか解説しないようにしています。

そんなに良い曲じゃないな、なんて、心の何処かに思っていたら

必ず、それが出てしまいますので。

 

 

で、今回の作曲家さん

(敬称略)

羽田健太郎、三枝成彰、鷺巣詩郎、菅野よう子

の4名。

 

いずれも、大活躍の方々たち。

 

改めて、彼らの作品を聴き直してみる事で、本当に為になりましたし、

勉強にもなりました。

『特徴』『ポリシー』『芸術性』『長所(短所まで)』凄く分かってしまいました。

 

番組内でも、少しだけ披露しましたが、あれは語りたい事の50分の1くらい。

ですので、いつか時間を取って、別の機会に語りたい事が山のようにあります。

 

関係者の皆さん、このブログを読んで頂いたなら、

この企画に乗りませんか?連絡お待ちしています。

 

 

せっかくなので、ネタバレを一つ。

 

作曲家には2つのタイプがあります。

『メロディー指向』と『サウンド指向』です。

これは曲を作る際に、どちらが先に頭に浮かぶか?と言う事。

 

ハネケンさんと三枝さんは『メロ指向』

鷺巣さんは『サウンド指向』

と、推察されます。(間違ってたらゴメンなさい)

 

そして、菅野さんは、、、、、、、、

 

『メロ、サウンド同時指向』の珍しい人ではないか、と。

つまり、作業に取り掛かる時には、すでに頭の中で曲が出来ている感覚です。

 

及ばずながら、私、田中もこれなんです。

 

『曲が出来てから書く』

 

マジックのようですが、本人にとっては普通の事なので、取り立てて

言うほどではないのですけどね。

 

皆さん、2つの放送お楽しみ頂けたでしょうか?

 

また、色々なテーマで語りたいですね。

『ワンピース』『サクラ大戦』『勇者シリーズ』、、、、、

 

もし良かったらNHKさん『田中公平三昧』を頼んでみようかな?