ピュアナチュールオーガニックヨーグルト | 大阪の自然食品店 健康ストア健友館の店長ブログ

ピュアナチュールオーガニックヨーグルト

2月中旬、カネカ食品より電話があった。カネカと言えばテレビCMで「カネカは実験カンパニー」とよく聞き、
イメージも悪くない企業さんだ。
カネカは親会社で食品部門を担当する子会社のカネカ食品。「ヨーグルトを見ていただきたい」との事。
ヨーグルトは扱っていた事はあったが、売れなくて止めてしまった経験があったので「うちでは売れないよ」と半分断り気味に言ったが、それでもしつこく見てもらいたいとの話で来てもらうようになった。

持ってきたヨーグルトの名前はピュアナチュールオーガニックヨーグルト。
ベルギーで有機生乳製品を製造販売する会社 Pur Natur Groupと技術提携し、有機JAS取得したヨーグルトだ。

 

 

農産物での有機JASはそこまで難しいものでは無いのだがこれが動物性の食材となると話が全く変わる。
有機JAS認可を受けている牧場を北海道に見に行ったことがあるが、有機循環型酪農と言ってエサ(飼料)は有機栽培で自家栽培し、放牧を行い、その牛が排泄した糞尿は肥やしにして牛のエサの栽培に使う。
この循環を守ってやっと有機JAS認可がもらえる。
少しでも何かを買ってエサとして与えると有機JASの認定は失効してしまうので片手で数えるぐらいの牧場しか日本では認定されていないのだ。

有機JAS認定のヨーグルトは凄いのだが、海外を中心に「健康に良い」と、ここ数年で急激に認知されだしているA2ミルクのヨーグルトと言うことにも驚いた。

 

 

A2ミルクというのはβ-カゼインA2A2遺伝子を持つミルクでβ-カゼインには「A1」「A2」の2種類あり、日本の乳牛のほとんどがA1。
A2は全体の約3割ほど。これが有機JAS認定となれば一体どのくらいの割合か想像がつかないくらい少ない数字だろう。
諸説あるが、A1の遺伝子は、人間が牛乳をたくさん出す牛を作り出すため、品種改良を重ねたことで、カゼインの遺伝子の一つが変わってしまったことが原因と研究結果で分かってる。
A2ミルクは牛乳の中でも母乳に近いと言われ原始的ではじまりの牛乳の遺伝子だそうだ。

よくこんな原料の供給が少ないニッチな市場に東証プライムに上場している大企業が参入してきたものだと驚きを伝えたところ、石鹸や洗剤でこの業界で有名なパックスナチュロンのメーカーの太陽油脂もカネカの子会社だそうで昔からの企業文化がオーガニックやナチュラルにあったのだと、改めてカネカの企業イメージが良くなった。

それでも大企業がやっている商品なんでいずれ大型スーパーなどに並ぶことは無いの?と聞くと、
ピュアナチュールオーガニックヨーグルトはこだわりのないスーパーなどには置くつもりありません。
との返事で当店で扱うことに決定。
ただし、これは要冷蔵になるので店舗から販売を開始いたします。

 

ピュアナチュールオーガニックヨーグルト プレーン

【原料名】有機生乳(北海道産)、乳製品、乳たんぱく
【内容量】330g

495円(税込み)

 

ピュアナチュールオーガニックヨーグルト プレーン

【原料名】有機生乳(北海道産)、乳製品、乳たんぱく
【内容量】100g

214円(税込み)

 

ピュアナチュールオーガニックヨーグルト ブルーベリー

【原料名】有機生乳(北海道産)、有機ブルーベリーコンフィチュール(有機砂糖、有機ブルーベリー、レモン果汁)乳製品、乳たんぱく/増粘剤(ペクチン)
【内容量】100g

214円(税込み)