台湾の最後は淡水でのセレブ的生活 | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot

台湾の最後は淡水でのセレブ的生活

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,400km
【あゆみと歩いた距離】5,960km
【台湾で歩いた距離】700km
【記事内の行程】台湾 台中→(バス)→台北市 淡水区→(車)→桃園国際空港→
徒歩台湾縦断の旅、終了!現在バックパックで東南アジア旅行中
【現在地】カンボジア シェムリアップ(柬埔寨,吴哥)





いやあ、やっぱりアンコール遺跡群、凄かった。

三日かけて堪能した。


ナーガとシンハ
アンコールワットへの入口に待ち構えている

ナーガとシンハ。


ナーガは七つの頭を持つ蛇の神でクメールの王族の祖先とも言われていて、カンボジア中どこに行っても見ることができる。

私のお気に入りでもある。


右側のシンハは獅子で、入口の左右に一体ずつ座って守ってる







さて、いい加減長きに渡った台湾の旅もようやく最終回となった。

リヤカー等の歩き旅に使う道具を日本に送り(リヤカーを送るのにも新竹のSさんのお世話になった)

台湾出国便までの日々の話だ。

そんなことには興味のないって人は読み飛ばしてね。



台中の人達と別れ、バスで台北に戻る。

台湾の出国は台北近くの桃園空港だから台湾最後の一週間は台北付近で過ごそうと考えていた。

安ホテルを探して泊ろうと思っていたが、台湾人の友人Samがシェアルームか何か見つけられるかも、と言ってくれていた。
あまり期待はしていなかったのだが、台中にいる間にSamの奥さんのJuliaから連絡が入った。
Juliaの友達の友達のマンションが空いてるからそこに泊まっても良い、という話だった。しかも無料で。

えー!良いのか、そんな事があって?

8月から人に貸し出すことになっているけど7月の後半はたまたま空いているから、使っても構わないという事らしい。

なんというありがたい話。
私達はいったいどこまでついてるんだ!





台北駅でMRTに乗り換え、淡水線の終点「淡水」の一つ前の駅「紅樹林」で下りるとSamが迎えに来てくれた



ビル群
おお、高層ビル街だ。
マンションとは聞いてたがどういう所なんだろう?
この中の一つなのか?



マンション
えっ、ここだって?



入口
こ、ここが入り口?
何かもの凄く立派なんですけど・・

入る時には壁にある装置にカードをかざさないと、ロックが開かない



中庭
ひ、広い中庭。
何か違うぞ!



ミーティングルーム
これがミーティングルーム。
豪華で静かだ


さらに、そこにはあゆみを狂喜させる設備があった

プールプールだ。しかもこんなにゴージャスな。
本当に良いのか?
貧乏旅行者がこんな所で泳いでも怒られないのか?



ミーティングルームでJuliaと待ち合わせ、一緒に夕食に。
SamとJuliaと出会ったは今から11年前にニュージーランド徒歩縦断の旅をしている途中、ウェリントンのとある
バックパッカーズ(ユースホステルの様な宿)でのことだった

Samとは台北に最初に到着した時にあったけど、Juliaとは11年ぶりだ

ジュリアンと
Samは新北市の職員で、Juliaはバイオリニストである


地下へ
不思議な雰囲気の漂う地下へと下りて行く
ここはJuliaの隠れ家の様な所らしい。
Juliaはバイオリンの作曲や編曲もしていて、静かに集中したい時にはここに籠もるそうだ


廊下
通路の奥には台湾の農事暦に合わせた日が浮かび上がって見える。
なかなか洒落た作りだ。


ディナー
ここでは2度ご馳走になった。
2度目のこの時は友人のマンションを紹介してくれたJuliaの友人も一緒に。
ホントに感謝感激です。



プールサイド
さっそくプールに行ってみる。
平日だと泳いでいる人も少ない。
プールの横の屋内には広い温泉もあった。



あゆみ泳ぐ
広いプールで気持ち良さそうに泳ぐあゆみ



あゆみ泳ぐ2
豪奢な造りのプールで自由に泳ぐ。
ああ、ついに我々もセレブの仲間入りか。

(「ふざけるな!」の声が聞こえてきた気がする)



部屋
まあ、部屋では床の上にシート敷いてエアマットの上に寝るんだけど。

入居前のマンションで家具は何一つない。
ただ、トイレ、シャワー、ガス、水道、エアコンは使えるから、何も言う事は無い



キッチン
キッチンにはJuliaが用意してくれていた差し入れが。
いろいろと気を遣ってくれているなあ


差し入れ
さらにJuliaの別の友人Glaceから果物とケーキの差し入れも。
これで充分生きていける



濃霧
この日はSamに山に連れて行ってもらった。ちょうど台風が来てあまり見えなかったんだけど。


そんなにいろいろ準備して、もてなしてもらって、私達に出来ることと言えば、一つ覚えの「旅のスライドショー」以外にはない

Juliaはマンションのプレゼンルームのような所を借りてくれて、友人達にも声をかけてくれ、その後にカラオケルームまで準備してくれた。
それにしても何でもあるマンションだ。
この日、たまたま日本から歩き旅人の三島さんも台湾に来て一緒に見てもらう事になった。
私達ももう一度旅の話を構成し直して準備する。

そして三島さんを隣の駅まで歩いて迎えに行った帰り道、突然思いもかけない事が起こった。
あゆみが突然体が痒いと言い出したのだ。
気分が悪く、汗がたくさん吹き出て、顔や腕、首等のあちこちに湿疹が出ている。
いったいどうしたと言うんだ?

とりあえず部屋に戻って横になると少し楽になったようだ。
そのまま寝ていれば良くなりそうだ、と言う。心配ではあるがまずは様子を見てみよう。

もう開始まで20分くらいしかない。
パソコンの接続やマイクの調整してるうちに時間が過ぎる

観客
聴衆が集まってくる。やっぱり何だかセレブな感じだぞ。
ちょっとドキドキする。

考える暇も無いままスタート

出会い
Samが通訳をしてくれる。
さすが、やるな


旅の話の後半、日本と台湾の部分はあゆみに任せていて自分のパートしか考えてなかった。


出会い2
ぶっつけ本番で話すしか無い!

でも聴衆の反応も悪くない。
最初の予定通り一時間で話しきった。
ふぅー。
この後はカラオケルームに移動すると言う事になっていたのだが、何故かそれから質問コーナーが始まった。
いろんな質問に受け答えして、それだけで一時間近くが過ぎた。
即ち、何か感じる所があった、と言う事だから嬉しい。

何よりSamとJuliaが感激して聴いてくれたのが一番嬉しかった。

一時間半以上オーバーして、カラオケルームに移動。私達の歓迎会も兼ねてるみたいだ

SAM歌う
いつも落ち着いたイメージのSamが歌が上手くて喉が良い事に驚いた



三島さん歌う
私達にも勧められる。
日本語の歌もたくさんある。
が、しかし、演歌ばかりで、しかも古い。
「別れの城下町」とか「岸壁の母」とかばかり。
何とか知ってる歌を歌う。

でもスライドショーが長引いたおかげでカラオケの時間はすぐに終りがきて、ちょっとほっとした


あゆみは部屋で大人しく寝ていて少しましになったようで安心した



101前
翌日は三島さんと三人で台北の街を観光。
長らく台北付近にいたがこんな機会でもなければ最後まで観光すること無く終わったかもしれない。
あゆみの体調はぼちぼち、様子を見ながら行こう。

台北の象徴101にも行ってみた。下から見ただけだけど。



撮影
中正記念館へも。
三島さんは日本を出るのは初めてで、私達のブログを見て、来てみるつもりになったと言うから嬉しい。


広場
こんな所あったんだ!
案内する方が驚いている。


士林夜市
そしてもちろん夜市。
私達で案内出来る場所は以上で終わり


夕食
地下の屋台で夕食

麺
ここもなかなか美味かった


見送り
3泊4日で帰って行った三島さん。
帰国後のメッセージで、台湾の事がとても気に入ったみたいで、また必ず行きます。そう言ってくれて嬉しかったが、私達はほぼ何もしてない。


三島さんを見送った後、私達も淡水の街や川沿いを歩く。

淡水川
この川は「淡水川」


飲み物屋
台湾を出たらこの果物ジュースや珍珠奶茶も飲めなくなるだんなあ(すぐ後のベトナムでも飲めた・・)


最後にSamとJuliaが借りているスタジオ(私達が泊めてもらってたマンション内にある)を見せてもらった


二人のスタジオ
両親が画家であるJuliaも絵を描くが、あくまで趣味としてらしい


SamとJulia
台湾の旅の最後にこんな思いもかけない豪華な日々を過ごせたのも全てこの二人のおかげだ。




ジュリアと
台湾を出る日の朝。
SamとJulianは空港まで車で送ってくれた。


桃園の空港に到着したのは90日前だった。

ああ、台湾中にいくつもいくつも心に残る場所が出来て、また会いたい人達がたくさん出来た、
やはりそれこそがこの旅で得た最も大切なものだ。
また訪ねてきたいし、誰かが日本に来るなら喜んで迎えたい。
こんなにたくさんの人に親切にしてもらいながらの歩き旅は、もう一度台湾を歩こうと言う気にならない限り、今回が最初で最後だろう。
台湾で出会った人達、皆さんに心から感謝します、


そしてブログを見てくれてる皆さん、私らだけ最後に良い思いをしてごめんなさい







次回はあゆみがたくさん書いてくれてるベトナムをすっ飛ばしてカンボジアの事を書こうかな


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