キューバの安全性といくつかの出会い | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot

キューバの安全性といくつかの出会い

これまでの総歩行距離】約21,400km(海外12,000km、国内9,400km)

【あゆみと歩いた距離】5,960km(西日本+台湾)

【現在地】プラセータス(Placetas)1日目(キューバCuba20日目)

【現在の旅】北米大陸(主にカナダ)夫婦徒歩二人旅、キューバ横断中


現在キューバ歩き旅中。

ここ2年以上歩いてなかったんで2人ともずいぶん体力が落ちてるもよう。

でも楽しく旅を続けてるよ〜〜!



キューバで数日を過ごしてわかったことの一つは安全さだ。

どこの国でもたくさんの人が集まってくる首都は大体において危険なのだが、首都のハバナだと言うのにそれほどの危険さを感じない。夜中に1人で歩いてる女性も時々見かける。中南米で最も安全だと言われるのもわかる気がする。


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もちろんまだ実際のところはわからない。キューバでひったくりや強盗にあったという話も聞いている。

でも他の中南米の国で感じたような危険さが少ない感触がある。この国なら歩いて旅をしても大丈夫な気がする。

それはただの感触でしかないのだか、歩き旅をするにはとても大切なことだ。

だからと言ってすっかり気を抜いてしまったりすることはないけれど。


さて、みっちさんと別れる前のこと、私達は一緒に新市街のとある家に向かった。

現在ハバナに滞在中の日本人、平野さん一家の家だ。

ご主人は札幌のある大学の教授で、キューバに経済学の調査のために来ている。

奥さんと子供2人も一緒に来て、すでにキューバで半年が過ぎたが、滞在期間はまだ半年残っている。

ブログでもお馴染みの札幌のお店「みんたる」のみかよさんが紹介してくれたのだ。


そしてここで他に2人の人と会う約束があった。

それは他ならぬみかよさん本人と、みんたるの常連で通称「おっちゃん」の2人だ。

みかよさん達は昔からキューバに興味があり、私達がキューバを歩くと言う話を聞いて、一緒に歩いてみたいと、時期を合わせて来ることにしたのだ。


おっちゃんは前日に到着し空港で夜を明かし、みかよさんはこの日に入国し、平野さん宅で会うことにしたのだけど、

総勢9人の集合となった。



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平野さんの家は家の掃除や料理等にお手伝いさんに入ってもらっていて(キューバでは珍しくない)、この日はキューバ料理のご馳走を作ってくれていた。


平野さん宅に来るのは実は2度目で、最初は到着した翌日にみっちさんも一緒に、平野さんに頼まれてた買い物を渡しに来た。


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飛行機の預入荷物として持ってきたこのカバンの中身は、マット以外ほぼお米とふりかけしか入っていない。


小さな子供が2人居てキューバの食事になかなか馴染めず日本の味を欲しがると言うので、東京を出る時に日本のお米10kgとふりかけを大量に買ってきたのだ。

小さな子供2人を連れて、言葉も出来ないキューバで過ごすのはすごく大変なことだと思う。


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この時手前にあるキューバの地図は、キューバでは簡単な地図しか手に入らないと聞いてわざわざ日本に取り寄せて買ってきた地図だ。
でもハバナに着いた翌日、私がサルサのフィエスタに持って行って、会場に落としてきてしまった。ハバナから出ないうちに・・・



ご主人にいろいろとキューバの話を教えてもらう。またなかなか手に入らないと言う1枚5時間のWi-Fiカードを4枚買ってもらってたのを受け取る。

キューバのWi-Fi事情についてはまた別に書こう。


みかよさん達もそれぞれ荷物を預かってきていた。


最初は私達も平野さん宅に何日か泊めていただこうかと思っていた。

平野さんがそう言ってくれてたからだが、引っ越したばかりで、後で水事情に問題があることがわかったそうだ。1つの水タンクを三軒の家で使っていて、元々容量が大きくないので一軒で水を使い過ぎると他の家で使えなくらしい。

水の問題はその後もいろいろな場所で目の当たりにすることになるのだが。


平野さん宅から私達のカサまで1時間ほどの道を歩いて帰ると夜9時になっていた。


翌朝にはまた別の邂逅があった。

たまたま同じ時期にキューバを自転車で走っている女性2人を、友人の自転車冒険家、西川くんに紹介してもらっていたのだ。

たまにしか通じないWi-Fiでフェイスブックを使って連絡を取りあっていて、2人は東のトリニダードからハバナを通り、さらに西に向かっている途中だと聞いていた。日程的に会えるのは彼女らがハバナを通過する時しかない。でも2人はちょうど私達が平野宅を訪ねる日にハバナに着いて、翌朝には西に向かって走り出すそうで、会うのはかなり難しそうだ。

すると2人で話し合ったらしく、私達が泊まっているカサに彼女達も泊まれば話す事ができるだろうと言うことになった。イレーニャのカサは全部で2室しかないのだが、たまたま空いてたので部屋は確保できた。

私達が平野宅を出てカサに戻った9時にはもう2人とも眠っていた。そりゃそうだ、毎日自転車で走ってるんだからね~。



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朝にようやく会って話す事ができたマヤさん(左)とカスミさん。

2人は示し合わせてキューバで会って一緒に走っているけど、元々それぞれ1人で走っている。

マヤさんは南米(ペルーから南)を自転車で走ってきて、この後アメリカ経由でメキシコに入って走り、日本に帰る。カスミさんは以前東アフリカを走ったことがあって、キューバの後、なんとこれから西アフリカを走るんだそうだ。

カミオンでサンティアゴ デ クーバまで行って、キューバの一番東にあるバラコア等を訪ねた後、自転車で走ったのはトリニダードからサンタクララ、バラデロ、そしてハバナと来たそうだ。田舎の道が良かったとのこと。

2人ともどちらかといえば華奢でそれほど力強そうに見えないが、それぞれアフリカや南米を1人で走ってきてる猛者なのだ。私達もよく言われるが、見た目じゃわからないもんだね。

彼女達にはサンティアゴまで安く行けるカミオンの情報をもらえて、とてもありがたかった。




しばしの歓談の後、2人は出発の準備をする。


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自転車をこのカサの狭くて長い階段を持ち上げるのは大変だったろうなあ。悪いことをした。


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そして、2人は爽やかに去っていった。

元気で旅を続けてね〜。

またいつか、どこかで会おうね〜〜!!




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いつもどうもありがとう

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