さて、先週、以下のニュースが飛び込んでまいりました。
報道によりますと、
「2022年11月、新型コロナワクチンの4回目の接種後に亡くなられた」
「アナフィラキシーショックの可能性が高く、医者はすぐにアドレナリンを投与しなかった」
「愛西市が主催したイベントなので、愛西市を訴えた」
といった内容ですね
それに関しまして、『週刊現代』は、以下の記事を掲載しました。
記事には、以下の様な記述がございます。
〈14時18分頃ワクチン接種。(中略)14時25分頃、咳が出始めたため看護師が声をかけ前方に歩いてくるも、途中で座り込んでしまう。(中略)14時30分頃、バイタルチェック中に嘔気(注・吐き気)出現・泡沫状のピンク色の血痰を排出。次いで鼻腔からも血痰が溢れ、14時34分頃意識レベルが低下したため臥位にすると呼吸停止〉
他にまだ、報道されていない事実は無いのでしょうか?
取り敢えず、厚生労働省の書類を見てみましょう。
その中の317~322頁が該当します。
そこを読んでみますと、以下の事が分かります。
まずは、体調面ですね。
・推定体重約110kg
・体調が悪かった(罹患中、メモ:ワクチン接種前から)
・糖尿病(罹患中かは不明)
・高血圧(罹患中かは不明)
・睡眠時無呼吸症候群(罹患中かは不明)
・高度肥満(罹患中かは不明)
・併用薬は報告されなかった。
・患者の基礎疾患の詳細は、提供されなかった
という事ですね。
では、医療側の対応ですが、以下の通りです。
14:18頃 ワクチンを接種
14:20頃 待機場所に歩いて移動した
14:25頃 体調不良を看護士に訴える
14:28~29 初診開始
・呼吸器異常
・粘膜所見無し
・皮膚所見無し
・掻痒感無し
・消化器症状の訴えは無し
・聴診により明らかな喘鳴は聴取出来なかった
とございます。
つまり、
『医療ミスの疑い有り』
という事ですね。
ですから、遺族は国や製薬会社を訴えるのではなく、主催者の愛西市を訴える訳です。
愛西市も、
「早期のアドレナリン投与で救命の可能性を否定出来ず」
とコメントを残しており、
メディアでも、
「アドレナリンで救命の可能性」
「遺族『同事案の防止』を」
と訴えていらっしゃるのです。
ところがX(旧Twitter)等のSNSでは、
「ワクチン打ったら死んだ」
と、反ワクチン界隈の連中は嬉々として取り上げております。
デマを流布する事は、非常に簡単です。
一方でデマを払拭する事は、非常に多くのリソースを割かなければなりません。
『医療デマ』は、人の生命を簡単に脅かします。
私は素人ながら、その様なデマを少しずつでも潰して行ければと、思っております。