『ウイルス干渉』というものを、ご存知でしょうか?



つまり、
「SARS-cov-2が蔓延した時にインフルエンザが激減した」
という事実に対しまして、
「感染症対策によるもの」
を否定する為に“編み出された屁理屈”なのです。

【図1 インフルエンザ過去10年間との比較グラフ】


このグラフをご覧になられますと分かります通り、2020年から2022年まではインフルエンザの流行は抑えられて来ました

その間は皆様もご存知の通り、Covid-19が蔓延していた訳です。

その時はほとんどの国民が、
・マスク着用の徹底
・うがいや手指消毒の励行
・ソーシャルディスタンスの確保(三密の回避)
・換気の徹底
・ワクチン接種
といった感染症対策を採っておりました。

インフルエンザの抑制は、その成果と言っても過言ではないでしょう。

ところが、それを否定したい連中が編み出した屁理屈が、『ウイルス干渉』です。

要は、
「ウイルスが細胞の中に入り込んだら(感染したら)他のウイルスは入れなくなる(感染出来ない)」
という事なんですね。

ところが、SARS-cov-2が2類感染症から5類感染症に移行しまして、人々の気が思いっ切り緩みました時にCovid-19が蔓延し、その後にインフルエンザが蔓延し出しました。

そして現在、Covid-19とインフルエンザのツインデミックとなっている訳です。

2023年11月以降、両者の増加が被っている時期が有る事が分かります。

『ウイルス干渉』というものが幻想である事が、よく分かりますね。