さて、前回と同様、文藝春秋四月号から福嶋雅典京都大学名誉教授の記事を、取り上げます。


そこで、以下の様に記しております。


厚労省は2021年「コロナ感染陽性者のワクチン接種回数と致死率」というデータを出しております。


日本では同年2月にワクチン接種を開始しており、ワクチン接種が重症化を防いでいるのいうデータをこの時期に示そうとしたのでしょう。


ですが、全年齢のデータを見ると、未接種者より一回接種者、二回接種者の致死率が上がっています。


ワクチンを打った方が感染時に死にやすくなっているのではないかという仮説が成り立つ結果です。


【出典:文藝春秋 令和6年四月号 193頁】


件の資料は、こちらですね。


【図1 コロナ感染陽性者のワクチン接種回数と致死率】


こちらをご覧になられますと、ワクチン接種者の感染者数が少ない事が分かります。

まず、致死率というのは、特定の疾病に罹患されました患者数の内、その感染が死因となって死亡された人数の割合を言います。

つまり、
致死率🟰死亡者数➗患者数
という事になる訳ですね。

ですから、分母の患者数が少なければ、分子の死亡者数が少なくとも、致死率が上昇する訳です。

という事で、まずはワクチン接種回数別の感染率を見てみましょう。

感染者数のデータは、同じ資料をしようします。

【図2 新型コロナワクチン接種回数別100万人当たりの感染者数(2021年7月1日~7月31日)】



ワクチンを接種した方が、そして接種回数が多い方が感染リスクが低い事が分かります。

そして、こちらです。

【図3 新型コロナワクチン接種回数別100万人当たりの死亡者数(2021年7月1日~7月31日)】
【データ出典:図2と同じ】

やはりワクチン接種をした方が、そして接種回数が多い方が死亡リスクが低くなっている事が分かります。

数字のマジックですね。

「民主党政権で雇用は回復したんだ!!」
といって完全失業率を見せる様なものです。

もっとも、完全失業率のピークは2019年7月で、そこから下がっている訳です。

【図4 政権別完全失業率の推移(2017年7月~2023年12月)】
つまり、「民主党政権で雇用は回復したんだ!!」という主張は、二重の意味で間違えているという事です。

こちらの名誉教授、論文を出さずに商業誌に書く当たりが流石反ワクチン厨ですね。




YouTube動画の第3弾をUPしました。


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では、また♪