少し古いポストですが、こんなのがございます。



そんな中、この様なニュースがございました。


このネタ元となりましたアンケート調査が、こちらです。


ちなみに、回答をされました人達の年齢層が、下図になります。

それによりますと有効回答数が10,531人ですので、東京都民全体の意識と見ても良いでしょう。

X(旧Twitter)では、反ワクチン厨や反マスク厨等が絡んで来る際に、
「お前らは少数派」
といった様な感じの絡み方をします。

ところが蓋を開けてみますと、実際には、
・コロナは収束していない…43.5%、
・コロナは収束した…10.4%
と、「収束した」と考えている方が少数派だったというオチという訳ですね。

更に「マスク着用」に関しましても、
・いつも気をつけている…40.5%
・ほとんど気をつけていない…13.2%
と、マスク未着用の人達が少数派だった訳です。

勿論、昨年、今年と年々減少している事は否めません。

ただ、ここで考えたいのは、何故、「自分達が多数派だ」という事をアピールしたのかです。

恐らくは、「多数派である事をアピールして、同調圧力を誘った」のではないかと考えております。

つまり、「同調バイアスを誘おうとした」という事です。

また、自らを多数派であると思い込む事で、勝ち馬に乗ったと思い、勝者の気分になっていたのでしょう。

つまり、バンドワゴン効果ですね。

根底に有るのがアンチ医療であり、アンチ公衆衛生でして、それが重石となりまして視野狭窄に陥っている訳です。

アンカリング効果です。

一方で根拠を以て考えておりますと、フェーズが変わりましたら考え方も変えられます。

TPPの時なんかが、当て嵌まります。

そして、この結果を踏まえまして反ワクチン厨や反マスク厨達は、以下の様な反応を示します。




この様に、自分達の思惑通りな結果が出なかった場合、その理由を外的要因(この場合、「“コロナは収束していない”と回答したヤツは情弱だ」)に求める事で自尊意識を高めます。

この様な事を、究極的な帰属の誤りという認知バイアスという事になります。

この場合、もし自分達の思惑通りな結果が出ました場合、「努力をしたから」「才能が有ったから」といった内的要因に理由を求めます。

また、反ワクチン厨が医療関係者に名誉毀損でガンガン民事、及び刑事訴訟になっております。

これは、相手に対して寸分のリスペクトを持たずに必要以上に敵視し、汚い言葉で罵り、誹謗中傷をするからなんですね。

つまり、自分が信仰している事を理路整然と否定されるので、自説が否定された事を人格が否定されたと感じ、必要以上に罵倒するという訳ですね。

これは、敵意帰属バイアスによるものです。

更に、「ワクチン後遺症被害者に寄り添え!!」といった事を主張して来ますが、「Covid-19患者に寄り添え」「Covid-19で亡くなられた方々に寄り添え」という声は、寡聞にして聞きません。

【図1 新型コロナによる累計死亡者数の推移(2020年1月~2023年9月)】
Covid-19によります死亡者数は、約10万人です。

一方で新型コロナワクチン接種によります副反応疑いの死亡者数は約2,000人です。

死亡者数だけを見ましたら、Covid-19感染によります犠牲者が多い事が分かります。

しかし、マスコミはSARS-cov-2ワクチン接種によって亡くなられたという疑いの方を“報導”します。


つまり、何処の誰が亡くなられたのか(被害に遇われたのか)という事が明確になった訳ですね。

例えば戦争や紛争で「◯◯人が亡くなりました」というより、一枚の写真で被害(或いは被害者)の状況を示す事で、人は危機を感じ易くなります。

これを身元が分かる被害者効果と言います。

ですから、約10万人亡くなられておりますCovid-19よりも約2千人が亡くなられたという報告のSARS-cov-2ワクチンの方の危機を感じるのです。

アンチ公衆衛生の人達の認知が、如何に歪んでいるのかが分かります。