反ワクチン厨の間で使い古され、カビが生えた“トンデモ論”の中に、

「超過死亡が増えたのはワクチン接種が原因」

というものがございます。


そして未だに、その腐った主張をする輩も存在します。



SARS-CoV-2ワクチン接種が2021年から始まったからという事なのでしょうか、2020年に対しまして、どれだけ死亡者数が増えたのかを列記して「ドヤ!!」とやっている訳ですね。


実はこれ、反ワクチン厨にとりまして非常に悪手なんですよね。


と、申しますのは、死亡者数の対2020年差とSARS-CoV-2ワクチン接種者数との関係は、以下の通りだからです。


【図1 SARS-CoV-2ワクチン接種者数及び全死因死亡者数対2020年差(2021年4月~2023年11月)】


つまり、「何の相関も無い」という事ですね。

では、この死亡者数の増加の原因は何なのかと申しますと、こちらになります。

【図2 Covid-19関連死亡者数と全死因死亡者数の対2020年差(2021年1月~2023年11月)】


つまり、「ワクチン接種者数の増加」よりも「Covid-19関連死亡者数の増加」が死亡者数の増加に寄与しているという事になります。

データを見ずに、(恐らく)誰かの受け売りで満足してしまうから、この様な“腐った情報”に引っ掛かってしまう訳です。

ワクチン接種が進んだところで、「超過死亡が増える」という事はあり得ないという事が分かります。