マッチングファンド(さいたま市の助成金)合格しました。でも、
マッチングファンド(さいたま市の助成金)合格しました。
僕、もともと助成金ってものに対してあまり良い印象を持っていなくてですね。
木下斉さんの著書の、『稼ぐ街が地方を変える』って本に、「助成金は麻薬」ってあって、確かにそうだなぁって思ってました。
マッチングファンドの存在意義が、『収益性は少ないけれどさいたま市の為になる事業のための助成金』だとしたら、僕は、社会のためになることだったら、どんな事業であってもお金を使ってくれるお客さんはいる、あるいは寄付をしてくれる人がいる、と思っています。
だから自分のやりたい事業に収益が出せないということは、事業の営業が足りない(営業力がない)、あるいは社会が未熟だからだと思うんです。ちなみに僕は共産主義者から生まれた資本主義論者です。で、無政府主義を理想としています。
でもいま、本当に社会に必要なもののためにお金を払う人は少なくて、目先の欲望に対してのみ消費する。そんな人ばかりではないでしょうか?
だから行政が舵取りして、社会に役立つ事業に助成金を与えることは必要だと思います。
でも、税金から使われる助成金を、行政の担当所管がしっかり有効に使ってくれる事業者を選択する能力がないと、無駄な事業に血税を費やすだけではないでしょうか?
助成金は、社会に役立つ事業のための投資であって、下手くそなオナニー事業者の生活保護ではありません。
今回、生まれて初めて助成金という制度を利用しましたが、僕が助成金というものに対してぼんやりと抱いていた疑問の理由がはっきりしました。
・助成金自体は悪いものではない
・助成金を扱う所管がしっかりしないとだめ
・助成金を受ける側の市民もしっかりしないとだめ
無知は罪なりです ←よく使うやつです。
ソクラレス好きで、その流れでアリストテレス読んでたら、テレス男尊女卑の差別野郎に感じてきて、そうするとソクララテスの『無知は罪なり』も僕は誤解してるかもしれないので、使い方改めて考えようと思います。
今回のマッチングファンド、最終審査に上がってきたのは僕含めて6団体で、全部合格させちゃっても予算は足りるんだそうです。(審査中に知った)
だから、僕の合格は確信していたので、百点満点狙いじゃなくて、会場の誰か一人の心にズバッと届けるタイプのプレゼンをしました。
だからあんなプレゼンをしたんです。(会場にいた人しか知り得ないけど)
マッチングファンドに対してもっとたくさんの事業者が応募して、しのぎを削って、論戦を戦わせて、本当に社会に役立つ事業のために助成金が使われると良いなと思います。
さいたま市のマッチングファンド以外の助成金も同じようなもんなんだろうよ予想がつきます。
とはいえ、30万円の予算を獲得しましたので、無駄にすることなく、しっかり取り組んで参ります。
そして「貰えるものはもらっといたほうが得」っていう人、嫌いです。