こんにちは。
音響と小道具を担当しています。
池谷です。

今回の稽古場ブログのお題が「私と演劇」ということなので、私がこの劇団で演劇をしようと思った理由をお話ししたいと思います。

私が演劇に興味を持ったのは、高校3年生最後の文化祭で演劇をする事になってからです。
3年生の全クラスが演劇をする決まりになっていて、文化祭の当日の後夜祭で一般のお客さんと校内投票で最優秀クラスと、準クラスが発表されるので、各クラス受験とはいえかなり盛り上がる学校でした。

最後の文化祭だから。と脚本と演出を買って出たんですけど…
初めての事もあって大変でした…
元の題材は決めていても、台詞だけでなく役者の動き、音、照明、当日の公演数、客入れ、呼び込み。
全部を一緒に作ってくれるクラスのみんなに分かるように、理解してもらえるように作らなくてはいけなかったんです。
最優秀クラスを目指せる作品作り…
お客さん面白いと思ってもらえる演出…
自分の考える演劇と、クラスのみんなの考える演劇、お客さんの考える演劇。
全部が両立した時にお客さんが納得して時間を使って観てくれるのだと当日までの3ヶ月間で知ることが出来ました。
結局は大賞も準も取れなかったけれど、協力してくれたクラスのみんなとより分かり合えたような気がしていたんです。

長くなりましたが…
私が大学で演劇を続けようと思ったのは、色んな人が色んな考えを持って1つの作品を作る事が出来るからだったんです。
それが面白みだと思っています。

私たちの打つ新人公演も色んな人が良いものだと考える物のかたまりです。
多くの方に私たちなりの演劇を観て頂けたら幸いです。

是非、駒場小空間に足を運んでください。

劇団綺畸2015年度新人公演『水星劇場』
作・演出 岩崎雅高
3/19(土) 19:00
3/20(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
入場無料カンパ制