こんばんは。舞台&宣伝美術をやっています、しのってぃこと竹中です。篠原さんではないところが売りです。


実はこのブログを書こうとするのは4回目だったりします。

最初は高校時代の話をしようと思いました。
高校演劇と、そこで感じたこと。もう戻ってこないあまりにも重い時間のこと。
恥ずかしくなって途中で全部消しました。

次はスタッフ業の話をしようと思いました。
公演の存在を知って、会場に行くと舞台があって、客席に腰掛け暫くすると音響が大きくなり、照明が消えて、再びつくと役者が出てくる。
当たり前のことです。わたしたちにとってはちっとも当たり前ではないんやでって話です。
まとまらないのでやめました。

その後は同期の話をしようと思いました。
冬公ブログでは同じセクションの人の紹介をしたので、その続きでもと思いました。
 張り切って書きすぎて途中で寝て、次の日見たら前日のテンションについていけなかったのでやめました。








今に至ります。









バックグラウンドがどうであろうと、今は今でしかなくて、演劇という表現方法は現在という時間でしか生きられません。

劇団員の仲が良いとか、みんな頑張ってるとか、雰囲気がいいとか楽しいとか、明日も叩きだとか、わたしの手にまだ洗い残しのペンキがついてるとか、友達の参加する劇団に折り込めるらしいとか、もうすぐ引っ越すとか、お誕生日おめでとうって送るつもりが間違ってあけましておめでとうって送っちゃったとか

どうでもいいですよね
劇を観てる人からしたら知ったこっちゃないし興味もないですね
そのひとたちが観る・知る・感じるのは、劇場内にある「今」だけなんですよね。
その瞬間に流れる「今」が面白ければ面白いし、面白くなければ面白くないんです。たぶん。


ボツになったブログはブログじゃないように、私以外私じゃないように、今以外今じゃないので。そしてこれを書いている今はまだ、お客様にお見せする今ではないので。


3月19・20日、劇場内にあるものがすべてです。
だからまだ今は、何も言えません。

劇団綺畸2015年度新人公演『水星劇場』
作・演出 岩崎雅高
3/19(土) 19:00
3/20(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
入場無料カンパ制

後で見たら恥ずかしくなるんだろうけど、少なくとも今のわたしはこう考えてるので、まあいいやってことにします。