気持ちの整理が出来なかった。
2/14日のバレンタインデー。
仲間からの連絡で事情を知った。
一瞬にして頭がまっさらになった。
どこにいても一緒なんてわかってる。だけどNYにいても彼奴がいない生活なんて考えられなかった。
俺らはいつも一緒だった。
いつから一緒なんだろう。
幼稚園から一緒だからもう20年だぜ?
クラスは一回も一緒にならなかったけど、サッカーチームも小学校から一緒で、気付いたらその頃から俺らは"仲間"だった。
14.15の頃は毎日一緒にいて、学校終わりは校庭でバスケしたり、どっかでスケボーしたり渋谷に繰り出したり。
誰よりもStreetが似合ってて、誰よりもStreetの言い方がカッコ良かった。
喧嘩もしょっちゅうだった。
何回一緒に馬鹿したかなんて数え切れない。
何曲一緒に作った?数え切れない。
100曲は普通にあるだろうな。
高校時代からMTRで録りまくったもんな。
彼奴の曲だけで俺のiPodに200曲位あるもんな、、、笑
本当に。
BANKROLLの曲を世界の誰よりも聞いて育って来たからね。
そりゃあの時の影響力と来たらもう、、、
高一の頃に行った雄士ん家のHOME PARTY。
爆音で音流して雄士と三太とLowsyがMIC握ってfreestyleしてたのを今でも鮮明に覚えてる。
あれから始まったんだよな。
俺がHIPHOPと出会ったのも、彼奴に憧れてたから。
俺がMICを握ったのも彼奴が中学の時に誘ってくれたから。俺が今でもスケボーに乗ってるのは、彼奴が最初にスケボーをくれたから。服が好きなのも彼奴のようにKoolに着こなしたいと思ったから。
今の俺がいるのはお前が居たからだって改めて認識したよ。
俺からしたお前は
2PACよりも愛に溢れてて
BIGGIEよりもKINGが似合ってて
KRS-ONEよりも先生だったよ。
俺はお前の生き方、格好、RAP、仲間を思う気持ち、愛に包まれた優しいお前が本当に大好きなんだよ。
一時帰国して雄士に会いに行ってきた。
最高の仲間達に囲まれて彼奴は笑ってたな。
彼奴ん家の部屋に散らばったコーラの空き缶も、赤マルの吸い殻も、Lyricもそのまんまだった。
彼奴の口癖はNEWYORKとTimes Squareとロマンティックだったな。
言葉じゃ全て表せないのは分かってる。だけど、こうでもしないと自分の気持ちが定まらない気がした。
彼奴の愛したNYCで。
彼奴の想いを背負って。
俺はRAPし続ける。
そして彼奴の残した最高の仲間達と成り上がる。
Together 4 Ever.
Kandy Town 4 Life.
R.I.P
"雄士"
1991.3.20-2015.2.14
溢れるほど