久しぶりのワークショップになりましたが、半幅帯のワークショップを毎週お手伝いさせていただいている吉祥寺のゆめこもんさんで開催しました。
https://www.facebook.com/events/594027380747008/
今回は全く半幅帯が初めての方でもできるように、①ビギナーコース②アレンジコースと分けてみました。
①ビギナーコースは3名のご参加。
まずは基本の文庫結びから羽の取り方、大きさを変えて雰囲気を変えることができるお話と、お尻を隠したい派に人気なちょうちょ結びをして羽をひっくり返すリボン返しをレクチャーしました。
汗をかきながら、何度も練習をして感覚をつかんでもらえた様子。
もうすでに名古屋帯のお太鼓をマスターされている方もいらっしゃいましたが、慣れたら普段着は半幅帯のが時間がかからなくてラクチンですよ♪とお話して、半幅帯の楽しさに目覚めて頂けたようです。
これから浴衣の季節にもなりますし、覚えておけばお嬢さん(皆様お嬢様がいらっしゃるママさん方でした)にも結んであげられるのでとてもよいと思います。
②アレンジコースも3名のご参加。
こちらは以前もワークショップでさせて頂いていた三重紐を使った半幅帯の結び方やアレンジのコースです。
まず基本の三重紐の使い方から始まり、紐にスカーフや帯揚げを挟んだ華やかなアレンジの方法などをレクチャーし。
もうすでに半幅帯の基礎や着物に馴染んでいらっしゃる方々なので、ご希望で本に出ているけれどどうやっていいかわからない結びをやってみたり、長い帯や短い帯、帯の種類により似合う帯結びが変わるというお話をしました。
私もリクエストがないと自分ではやらないような帯結びにチャレンジすることができ、とても勉強になりました。
ご参加の皆様にもとても楽しかったとおっしゃって頂けてよかったです。
基本の着付けレッスンは細かいところまで教えられるので個人の方がいいと思うのですが、帯結びなどは皆さんの帯や結びを見ていろいろ学べるので複数名で行ったほうがいいなと気がつけました。
いつもこのレッスンをするたびに思うのですが、みなさんどこで買ったんだろうと思うくらい可愛い帯をお持ちです。
いわゆる昔でいう無地リバーシブルの浴衣帯ではなく、両面全く違う色や柄で着物にも普通に馴染む素敵な帯が多く、半幅帯は進化していますね。
レッスンは帯結びだけなので、店内の座敷のスペースを解放してワイワイと皆さんとお話しながら出来、お店にいらっしゃる他のお客さまにも興味を持って見て頂けたようなのでこういう形でのワークショップはいいなと思いました。
毎回思うのですが、女性は帯結びが大好きですね(笑)
半幅帯のアレンジの写真は毎回反響が大きく、街中で帯結びをじっと見られたり、時には素敵ね♪と声をかけられたり、それ、どうやってやるの?と聞かれたことがある方もいるとか。
半幅帯の本もたくさんあり、帯結びは数限りなくあるのですが、本に載っている結びもその帯だから可愛いんだなーと思うことも多く、帯は色、柄、素材、長さによって雰囲気は変わるし、もっと言うと人の体型もそれぞれで小柄な方、大柄ではまた似合う長さも変わってきます。
本も同じ帯でこれだけ違う変化ができますという見本があった方がわかりやすい、素材や長さ別に似合う帯結び、体型による違いというのを視覚的にわかる本があるといいという意見はとても参考になりました。
サンプルの写真は同じ帯で作りました。
私はあまり何結びを覚えましょう!というのは得意ではなくて、覚えるのも手の長さがどのくらいとか、手が上、タレが上など全部を覚えようと思うのには時間がかかります。
それよりは、簡単で自分で自由にできる三重紐使いの方が性格にはあっていて。
毎回同じにしようと思ってもそうできません(笑)
その日の気分で今日はこんな風になった!とか、今日はこういうアレンジしてみようとか自分で考えて工夫する方がずっと楽しいし、オリジナルなものができるから人ともかぶらないし、いいんじゃないのかなーと思います。
簡単で自由で楽しく10人いれば10通りできるような半幅帯は着物を着ない人にも興味を持ってもらえるいいきっかけではないのでしょうか。
夏の浴衣の季節に向けて、今後も半幅帯のワークショップは定期的に行っていきます!