袷シーズン最終月の今月に第三回細雪の会を開催しました。
お天気はギリギリ暑すぎずないいお天気だったのですが。
なんと前日の寒さに私が風邪をひいてしまい、着物を着て出かける体力がちょっと心配になり私は着付けに参加せず見学になりました。
頂いた着物シリーズ、コレを着る予定でした。ああ、残念。
今回は3名予定だったのが、2名だったので相モデルで着付けを。
前回に引き続きのAさんと初参加のMUさん。
2人とも薄い上品な訪問着でのご参加。
私は隣で口出しだけしながら、相モデルで着付けをし、高円寺にランチに。
やっぱりスパークリングな私達。(うう、今回私はノンアルコール涙)
マダムな優雅なランチです。
ランチをしながら、また着付け話。
何回やっても練習しても反省点や改善点はつきもの。
永遠の課題ですねー。
前回いい撮影現場だった高円寺の長仙寺にまた撮影に。
相変わらずいいお庭です。
では恒例の反省点を備忘録で。
MUさん(Aさん着付け)
※身長152cm。いかり肩。衿抜けにくい。
・帯あげの処理がイマイチだった。
・伊達衿がでてきた。
・裾が短かった。
・後ろのおはしょりがお太鼓のタレより長かった。
おはしょりの処理が甘くなったのは、その付近の糸がほどけてきたアクシデントが!
応急処置で縫っておきましたが、そういうこともありえますね。
Aさん(MUさん着付け)
※身長165cm。いかり肩。衿ぬけにくい。
今回の着物はおはしょりが出ないかも?な頂き物の着物。
・帯締めがゆるかったかも。下がってきた。
・帯揚げが飛び出てきた。もっと帯枕の紐を中に入れて処理するべきだった。
・帯枕が背中から浮いてきた。
・衿をもっと抜きたかった。
MUさんは着付学院ではほとんど2人着付け(成人式メインなので)で、一人着付けにあまり自信がないと先に申告があり、キツくて苦しいと言われたらしっかり締められない、着崩れるのも困るけどこれで大丈夫なのかと思って悩んでしまうそうです。
お客さまを思いやる優しい性格は着付師としてとても大事な要素で、あとは実践を積むこととこれで大丈夫なんだという少しずつの自信が増えていくことなのかなと思います。
この練習会の目的は、自分の紐や帯のしめ加減を知る事。お客さまが長時間着た後の顛末を知るということです。
最近は友人だったり顧客のお客さまには着付けて一日を終えて帰宅の際に、苦しくなかった&着崩れなく快適に過ごせましたというご報告をメールで頂くようになり、それで私もホッと一安心と自信につなげることができるようになりました。
ただ通常の美容室だったり、別での着付けの依頼を受けた現場ではお客さまの感想を頂けない状況だったりするのが普通のことです。
この練習会に参加されている方々は皆さん着付けに対して熱心で、きちんと基礎を学んでいる方がほとんど。
あとは実践を積むことと着付けされた感想をお互いに率直に言い合うことではないかと思っています。
3回目にして私も学ぶ事多くてやっぱりこういう勉強会は必要だと実感しています。
少しずつでもみんなでレベルアップしていけたらいいなあ。
この輪も少しずつ大きくしていきたいなあと思っています。