昨日行われた「かわさきタップフェスティバル」のソロコンテストに出場する彩日香ちゃんという小学校4年生の女の子の衣装制作をさせて頂きました。

 


きっかけは私もずっとタップダンスを習っているton先生から。今回コンテストに出る子がいて、曲がTaylor Swiftの「shake it off」というポップスの和楽器バージョン(尺八と琴)にするとのことで、今風でもあり和な感じの衣装を作ってもらえないかとオファーを受けました。

実はあすかちゃんはたまにレッスンで一緒することあって、私も知っていて明るくてとっても可愛い元気な女の子とわかっていたのもあり、イメージは最初からわりとすぐに出来ていました。

 

夏の浴衣販売仕事の際にも子供物をずっと間近で見ていたことや、浴衣ドレスの人気さを知ったこともあり、大人とは違う子供らしい可愛いものにしようと思いました。

衣装のベースは子供の着物で、大きさ的にはちょうど七五三の着物がちょうどよく見た目が華やかで軽そうなものがいいなと思い、いつもお世話になっているトウキョウジョウさんのところに探しにいきました。

 

いくつか候補を頂いて、衣装合わせをしてピンクの着物に決定。

あとは踊りやすいように、膝丈くらいにして、下にパニエを合わせてと形を作っていきます。

帯も市販の子供用を買ってもよかったのですがあすかちゃんはとても細いし、リボンの形があんまり可愛くなかったり、幅が広い割には値段もするしと思ってリサイクルの半幅帯を加工して作り帯にしました。

 

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衿や袖口など装飾したり袖の中とかチラリと見えるところを可愛くしようかと画策したり、子供らしい可愛い柄のきれを探してみたりしていたのですが、コンテストという舞台であることや黒バックで明かりも暗めという事前情報から先生に相談して、キラリと光るものをつけようということになり、襟元のスパンコールやシフォンの帯揚げなどをつけてみました。

頭のリボンは昔の子供用の飾りを見本に作りました。

 

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そして、意外と目立つと気がついた靴下は本番ギリギリにフリルを付けることになったのですが、これが思っていたより簡単ではなく(縫い方がムズカシイのですね)焦りましたがなんとか間に合いました。

 

本番では衣装の何かがとれることなく、とても可愛い姿が見れました。他の出場者の子達の衣装がわりとモノトーン系が多かったので、目立って華やかでよかったです。

 

残念ながら入賞ではありませんでしたが、タップダンス始めて1年という短い期間で一人で堂々と踊る姿は本当にすごい!と思います。いい経験と次の目標ができたみたいなので、とてもこれからが楽しみです。

そして私も今回初めて子供の衣装を作りいい勉強になりました。前回大人のダンスチームの衣装を考えましたが、子供はまた違う感じになるし、子供らしい可愛さということに念頭を置いて今まで見なかった柄や色合いも考えるようになりました。

可愛いのだけど、チープさはあって欲しくないし、かといって七五三のまんまのコーデではおかしい。

その辺の衣装のバランスとあとは本人に似合っているかとディレクターであるton先生の世界観に合わせるということ。

先生とは昔から曲や振り付け、衣装の好みやセンスがすごく近くて共感できる部分が多いのでそういう意味ではとてもやりやすく振り付けも着物を活かした部分も構成されていて、ああ流石だなーと尊敬だし、やっぱりダンサーとのコラボは一番やりやすいと改めて思いました。

 

実はこのかわさきタップフェスティバルには5年前私もton先生の振り付けでグループで出演していました。(コンテストではないです)

会場も雰囲気もわかっていたし、久しぶりに当時のこと思い出して懐かしくなりました。

 

ダンスはやっぱりいいですね♪

あすかちゃん、ならびに色々お気遣い頂いたお母様。

ton先生、ありがとうございました!

 

もったいないのでこのナンバーまたどこかでお披露目しましょう♪

 

 

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