久しぶりなライブ衣装のスタイリングはピアニストのMonさんより。

 


実は知り合ってから長くMonさん含めたタップダンス、ピアノ、三味線、二胡のユニットHALE to KEのライブによく

私は見に行っていたし(着物でもたまに行ってました)、5年ほど前に私が声楽と朗読の方々と着物衣装のユニットを組んでイベントをした際に私がハレトケの曲で着物パフォーマンスをしたことがあり、それも見に来ていただいていたという非常にレアな私の活動を知っている貴重な方です。

 


去年のちょうど今頃たまたま別のライブでお会いして、着物アレンジの衣装をお願いしたいというお話があり当初の予定の物とは別になったのですが今回クリスマスライブにオファーを頂きました。

今回のライブは同じハレトケのメンバー津軽三味線の雅勝さんとピアノの2人ユニット。

クリスマスの曲を中心にお二人のライブは私も今回初で。

 


クリスマスなので2部でクリスマスっぽい緑色イメージの着物衣装のアレンジということで、まず衣装を探しました。

当初のイメージは深緑の着物で、実家を始めいくつか着物屋さんも回ったのですがなかなか深緑はなく。。

帯だけクリスマスカラーのものを見つけてあとはアレンジかな?と思い。一番始めに実家の母からこれどう?と言われていた

白字に緑の絞りの振袖をメインにアレンジしました。

 

ピアニストさんの衣装は実は2回目で、その際は以前声楽家の方に衣装した振袖ドレスの形だったので、今回もそのつもりでいました。ピアニストさんは袖があるとピアノ弾けないというイメージが先にあったので。

ですが衣装合わせの際に袖はあっても大丈夫、片袖にしてみる?なんて試行錯誤をしていたら、ワンショルダーな新しい振袖ドレスの形が出来上がりました。

本来片袖なら左側を残すのですが、客席からは右側が見えるとのこと、逆にしても案外大丈夫なんだなーと思ったり。

下に着るのもパニエはちょっと大きすぎるのでMonさんお手製の黒レースの後ろが長いトレーンに重ねて見るといい感じに

アシンメトリーに流れて(左側の袖を着ていないので左側だけ長くなるということが判明)あら?いいじゃない♪となり。

 


帯もクリスマスカラーではなく、これまた出番の多い黒に金の蝶々模様の半幅リメイク付け帯にグリーンのビーズの帯締め。

あんまり派手派手しくなく、色合いも黒で落ち着かせて、和洋ミックスというより和ベースの素材でまとめた方がなんか今回はいいのかな?という感じになりました。

 

当日はリハから見せて頂き、リハで衣装は着なかったので着替えまでドキドキでしたが、無事崩れることなく終わって一安心。結構盛り上がる曲も多く、演奏も激しくなるのを前から知っていたので(笑)余計にドキドキはしてましたが、弾きやすかったとのこと。本当に良かったです。

 

舞台に送り出したらこちらは何もできないので見守るしかないのですが、楽屋から舞台に送り出したときのお客様の「わー!素敵!」という歓声はしっかり聞こえたのと、その後一番後ろで見ながらライトが当たるとキラキラ光る着物の柄や帯の色、演奏と衣装が一体となって演者さんのものになっていく感覚を久しぶりに味わって、こういう想いが出来ることが本当にこの仕事冥利に尽きるなあと改めてしみじみ嬉しく思いました。

 

後で動画を見たら、打ち合わせしたわけではないのに(着物の衣装は事前にお知らせしていますが)三味線の雅勝さんとの衣装が見事に色合いが合っていて。パンツとリボンにした兵児帯の赤、ジャケットと着物の白地、ベストと帯は黒。

結構私はこういう偶然の色のコーディネートが起きます(笑)

 


次回はお二人揃えてぜひスタイリングしたい!です。

お二人の感じが今までにない感じなので、ちょっと色々考えられそうで面白そうです。

 

Monさんは鍵盤ハーモニカも演奏することがあり、そちらだともっと動きやすいのでまた違う衣装にも出来るし、今後もまたご一緒出せて頂けそうで来年の展開がとても楽しみです。

 

関係者の皆様、ご覧頂いたお客様ありがとうございました♪

 


Monさんのブログはこちら

 

 セットリストも載せちゃお。