「あんた、何してんの」

「ん?仕事やで」

 

PCを持ち帰ってこれを書いてる。

お母ちゃんには不思議というか、

違和感を感じるんだろうなと思う。

遠慮気味に遠目から覗いて感じで聞いてきた。

 

世には仕事してる人も沢山いるだろうけど、

あたしは紙一枚持って帰ってきていないし、

割り切って仕事用のスマホは自宅に放置。

始まってから仕事しましょのスタンス。

 

さて。

昨年から思い出す事がまた1つ増えた。

それは弟ナオキとのやりとりで。


あたしは娘業を変わらずしている。

聞こえとは異なる部分も多くて、

普通に昼寝もするし文句もタレる。

でもなんか、娘業ってのがあるんだと思う。

 

よくさ、台所にどこぞ神社の火災予防的な

お札が貼ってあったりしない?

なんのタイミングでもらってきてるのか知らないけど

家にはたいていあるのよ。

 

「こ、これ、魂抜きとか、どうしたらいいん?」

去年、弟ナオキと掃除してる時の会話。

「そんなこと知らんわっ、

 ありがとう言いうて捨てたらええがなっ!」


あたしはなんでもポンポン捨てるタイプ。

弟ナオキは捨てれないし、掃除が一番苦手。

 

その時あたしはカリカリしてたのよねぇ。

バッサバッサと事柄を済ませたいし、

溜まりに溜まった不用物はさっさと捨てたかった。

 

そんな折に白い紙をわざわざ持ってきて、

やっと喋った言葉がそれかいっ!

他に着手せなあかんとこなんぼでもあるやろ!

さっさと力作業を率先するみたいなん見せろや!

カリカリはイライラに移り変わりながら、

倍増どころか掛け算になって火を噴いたのを覚えてる。

 

どうも弟ナオキ、仏壇や神棚いわゆるお札には

色々宿っているものだという考えがあるようで

それは極めてまた一般的な考えなんだろうけども。

家を掃除するときに邪魔になる場合がある。

どうしたらいい?ちょっと困る枠第一位。

どこぞ神社の災難除けの白い札。

 

「捨ててまえ」

それでも困惑してたナオキ言う。

 

「ほな、あたしが目ぇ閉じて

 瀬戸内寂聴みたいに

 ええっっーーーーっつい!!!

 て、今から祈祷したるから捨てろ。」

 

すぐさま、あたしは瀬戸内寂聴となり、

「きぃええっっーーーーっつい!!」

ナオキはやっとその紙を捨ててくれた。

 

あたしが瀬戸内寂聴ではなく、

ただの鬼に見えたにすぎない。

 

あの白いお札関係。

量産されていたとしても無視仕切らない。

神社の初詣ついでにお返しする。

ま、それができると一番いいけどさ。

タイミングは無いし、ズボラも大勝ち。

ゆえ、無病息災を感謝して捨てるしかない。

 

友達とこの一件を話していたら。

「長男には「長男のアンテナ」があるよ

これは生まれて以降、守るとか、ちゃんとするとか」

・・・うちのナオキにもぉ?

とはいえ、友達に言われてなるほどなぁと。

 

娘業はうまく説明できない。

一見すると聞こえはいいかも知れないけど、

この帰省時期、義実家で義娘業を

勤め上げる方もおられような場合、

娘業のあたしは邪魔かもね。

 

さて、今日は元旦。

駅伝を見てる人も多いかしら。

義嫁、義息子は早く帰りてぇーって

思っている人も多いかもね。

 

あたくしの娘業は明日まで。

 

 

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