その〇〇、本当にそうですか?
新学期が始まり、子どものことが心配な親御さん、いらっしゃると思います。
それ、過去の私です!!
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4月30日東京・清瀬のイベントお勧め!(^^)!
https://ameblo.jp/kirakirahikaruhoshi117/entry-12798060969.html
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自著『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』に登場する
長男ソラは小学1年のとき、場面緘黙になっていました。
緊張のため、小学校で声が出ていませんでした。
心配で仕方がなかった。
朝、ソラを見送るとき、胸が苦しかった。。。
ああ、小学校で、オドオドしているんだろうな・・・
声が出ないソラにお友だちはできないだろう・・
先生のお話、聞いていないのではないか・・・
みんなについていけるのか・・・
などなど、マイナスなことは、次々と浮かんできました。
今の私なら、「あ、エゴキンマンにやられてるわ!((笑)」と客観視して、
気持ちを切り替えることが、早くできていたと思いますが、
あのときは、なかなかできなかった。
エゴキンマン登場する3冊目の自著こちら
でも、実際には、声が出ないソラを気にかけて話かけてくれる子。
動作が遅いソラをサポートしてくれる子。
面白いことをして笑わせてくれようとしてくれていた子がいたのです。
そのため、
この考えは
ああ、小学校で、オドオドしているんだろうな・・・
声が出ないソラにお友だちはできないだろう・・
先生のお話、聞いていないのではないか・・・
みんなについていけるのか・・・
↑
事実ではなく、あくまで、私の考え(私の一人マイナス劇場)だったというわけです。
まあ、先生のお話を聞いていないことは、多々あったようですけど(;^_^A
ついていくのも、やっとではありましたが、
ソラにお友だちはできないだろう・・
というのは、ハズレでした。( *´艸`)
もちろん、ツーカーなお友だちではないにしても、
笑わせてくれたり、気にかけてくれたりする子たちがいたのです。
声が出ない=友達できないではない(相手にされないではない)
ということ。
大人の勝手なマイナスイメージで決めつけないこと。
これ、大切です。
私は、声が出ない=他のみんなと違うからダメ。ソラはかわいそうな子
と、勝手に決めつけていました。
でも、そもそも、「他のみんなと違う」ということでダメなの?
存在してはいけないということ?
いやいや、それは違いますよね。
その発想は、皆についていけないと、将来、不幸になる
という、勝手なイメージがあるからではないでしょうか?
私は、そうでした。
マイナスの妄想がひどかったので。。。
そのマイナス妄想の最中は、幸せを思い浮かべることができませんでした。
エゴキンマンにやられてましたねえ!(^^)!
19歳になったソラは、たまに先輩、後輩、
同級生とカラオケやボウリング、温泉、洋服を買いに行ったりしています。
中学、水泳部だったときのお友だちは、今、大学生(成績優秀だったそう)ですが、一緒に洋服を買いに行ったという話を聞いて驚きました。
んー会話、どうなってんの?
なぜなら、
ソラは、軽度知的があり、言語力弱し、コミュニケーション得意ではありません。
顏も外では真顔で、笑顔を見れた人はラッキーという感じなのですが、
たぶん、その大学生のお友だちは、ソラに話かけ、たまーに見るソラの笑顔が好きなのかなー
と思います。事実はわからんけど(*^▽^*)
マイナス妄想がひどかったとき、そんなソラの姿なんて、1ミリも浮かびませんでしたよ。
私は、声が出ない=他のみんなと違うからダメ。ソラはかわいそうな子
と、勝手に決めつけていたわけですが(ごめんなさい)
声が出なくたって、ソラの存在、ダメじゃないよね!
ソラが小学1年のとき、声が出ない「ありのままの今のソラ」を
「ソラは、ダメな子じゃない」
「ソラは、丸ごと大切な存在」と思い出すことができたとき、
やっと、フラットに安心した気持ちでソラのことを見ることができるようになりました。
「私は、ソラの応援団になる」
その後、色々なサポートをして、ソラは小学1年の夏休み明けてから、小さ~い声が、学校でも出るようになりました。
どんなサポートをしたのかは、本で復習してね(*^▽^*)
↓
第9章読んでね
P56,57
P110、111
P96
親の心持ち、注意点
「声が出るといいなあ」という望みは持ってもいいけど、
サポートはしていいけど、
「声が出ないとダメ」
「声が出るようにならなければ!!」
という親のドロドロの思い、強い執着は、子どもに伝わり、
いい方向には動きません。
「お友だちと遊べるようになるといいなあ」という望みはもっていいけど、
「お友だちができないとダメ」
「お友だちと遊べないとダメ」
という圧は、子どもに伝わり、いい方向には動きません。
そして、もしかすると、お子さんは、そもそも、一人でいることが大好き
な子であるかもしれません。
その場合、大人の価値観、
「お友だちができないとダメ」
「お友だちと遊べないとダメ」
は、ただの親の価値観の押し付けになってしまいます。
お友だちも相性ってあるので、相性が合う子が、クラスには誰もいないってこともあるかもしれません。
でも、そのうち、相性が合う子との出会いは、数年後訪れるかもしれません。
発達障害の特性を持つ子の子育ては、
親の価値観を広げてくれます。
戸惑うこともたくさんあると思います。
うろたえるよねえ。
時には、般若面のように怖い顔で怒鳴りつけたり(過去の私・・)
こうでなければ!の価値観を少しづつ手放していくトレーニングをしていくことで、親も生きやすくなっていきます。
では、口角上げていきましょう(^^
上げれない時があっても大丈夫♪
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