先日築地市場で行われた
「東京いちばセミナー」へご招待頂き参加してきました。
ご存知でしたか~?
平成28年11月7日 豊洲市場誕生をご紹介する東京都のプロジェクトです。
そのTOKYOICHIBAPROJECTを応援する
応援団長の清水国明さんもイベントに
参加されました。
まずは築地市場についてからご紹介頂きました。
◼︎築地市場の歴史
1935年(昭和10年)2月11日。
81年もの長い歴史ある市場です。
以前は日本橋に魚河岸京橋に青物市場が
あったそう。関東大震災で被災してしまいました。
築地市場には駅がありました。
写真手前の隅田川に面した桟橋で水運の荷物を降ろしていました。
駅がカーブしているのが特徴的ですがこれはプラットフォームの長さをより長く取る為にカーブしているそうです。
そんな列車での集荷も昭和63年には廃止になりトラック輸送が中心になって来ました。
トラック輸送が中心になってくると限られた敷地内に駐車場が少ないなどの問題が。
また81年もの歴史で建物の老朽化が深刻な問題になってきました。
また市場内で物や人の移動に使われる
ターレはなんと2000台‼︎
狭い敷地内でトラックにターレに動線の確保が難しい状況。1日に1.5件の割合で
接触事故等の交通事故が、、、。
築地市場の大きさは23ha
1日あたりの入場人員は約42,000人
入場車両数は約19,000台‼︎
(2005年9月調査)
後記事で市場見学の様子をご紹介しますが、車の行き来も多く歩いていると危険を
感じる程です。
そんな歴史ある築地市場の様々な問題から
昭和61年より建て替え案などを含め移転の計画が進められてきました。
◼︎築地市場の抱える問題点
問題点をまとめてみますと
①建物の老朽化→耐震の観点からも地震が起きた時に「食」を守れない。
また衛生面からも疑問が。
②トラック輸送と取引量の増大 場内がごちゃごちゃしておりとても危険。
③ 水産物と青果物を取り扱っており水産物の取引量は世界最大級の取引規模
→敷地不足
などなど築地市場が抱える問題を解決する為移転が計画されました。
◼︎なぜ豊洲か⁈
現在の築地市場は銀座にも近く銀座界隈の料理屋さんも多く利用しています。
また都心部にあるのでアクセスしやすく
立地としては素晴らしい条件が整っています。
このような商圏を考えるとあまり築地から遠くない場所が良いということで
広大な空き地がある豊洲が候補に。
上空写真を見てみますと、2.3キロ首都高速のランプも近くトラックのアクセスも良い場所です。
オリンピックに向け環状2号線も計画中で
完成すると築地からも好アクセスに。
そんな背景からも移転先が豊洲に決定したのですが、
もう少しその背景を別記事にてご紹介致します。
つづく。
次記事
東京いちばセミナー記事一覧