そらcafe開店までのはなし。 | 古民家そらcafe まりこの美味しい毎日。

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美味しいものを食べること、作ること、魅せることが大好き。貝塚で小さな古民家カフェを運営しています。美味しいいものを目で見て笑顔に。食べて心をほっこり。帰る時にはちょっと幸せな気持ちになってる。そんなお手伝いができれば嬉しいです♩ HP https://sora-cafe.com

こんばんは。



現在、そらcafeは8月末までお休みを頂いています。


今日はそらcafeオープンまで、そしてこれからのお話を少し。



店主は高校卒業後、調理師学校に入学して食の仕事一筋でここまできました。



20代前半はイタリアンやカフェなどの飲食店で勤務させていただき、その後は町の個人店や大箱の飲食店、ホテルなどそれぞれの仕込み方、調理方法や経営の仕方、色んなシェフの考え方を知りたくて多い時には4つの飲食店を掛け持ちし勤務。



現場で働くなか、特にメニューを考案したり、盛付けをどのようにしよう。こうしたらお客様が喜ぶんじゃないかと一から企画して形にすることが好きなんだと気付きました。


それから食の仕事には色々な形があることを知り、料理の専門学校でアシスタント兼、講師として数年勤務しました。




飲食店の現場では、1日の労働時間は9時〜22時過ぎまで。14時間超えることが当たり前で、体力だけは自信がありました。



 ホテルや観光地へのヘルプの現場では(繁忙期で忙しい現場に、今日は〇〇へ行ってと前日に言われて、当日にそこへいき勤務します)


女性だということだけで、「女?男が来ると思ってた。」と現場では言われることも多く、その分しっかり働いて男性以上の仕事で返そう!と、鍛えられることも多かったです。




今でもわたしがしんどい時、辛い時に夢や目標を見失わずに進んでいけているきっかけがあります。


18歳の時に料理の専門学校から初めて就職先を見つける為に会社訪問したフレンチのお店。



そこのシェフに言われたこと。


女は結婚したらすぐに辞めるし、子供が出来たら重たいものも持てないし雇いにくい。


それやったら男性の方がメリットがある。


だからうちでは女は雇っていない。どうしてもというなら、ドルチェ場ならいいけれど。そのドリンク飲んだら帰って。


そんな風な事を言われ、帰ってきたことを鮮明に覚えています。



もちろん全てのお店やシェフがそういう考えではありません!


その後に、尊敬する店主やシェフにも沢山、出会えました。


 

今となれば当時のそのシェフに感謝もしています。


きっと、そこで食いついてドルチェ場からスタートする道もあったと思いますし、ガッツがあるのか試されたのかもしれません。


学生だったわたしはそこのお店、シェフに対して食いつく程の気持ちを持てなかった。


悔しい。


自分の好きな食の道を結婚しても子供が出来ても一生続けたい。その道が今世の中にないのなら自分で作る。


そう決意したのが、そらcafeを開店させた原点です。



そして現在、新しくちいさなちいさな店舗を作っています。

まだどのような形態で使うのかは全く決めていません。




これから迎える40代の自分が、自分らしく働けるように。


料理教室や予約限定でお迎えするレストランもできるような、アトリエのような空間です。




色々な情報をインプットする為に働いた20代。



自分の目標を形にし、アウトプットしていく30代の今。


そしてこれからの40代の自分。




それぞれに価値観や働き方、大切にしたいと思う優先順位は変わってきています。




でも、一生、大好きな食の仕事を続けていきたいという想いに変わりはありません。





普段なかなか表には出さないのですが、

そんな想いを持ち、日々仕事をしています。