うちの娘の足を12年かけてまっすぐに育てた方法。
昨日は靴の選び方のお話をしました。
今日は履き方のお話し。
そう、どんなにいい靴を買ったとしても、履き方が間違っていたら何もならないのです。
だからここは子ども達に覚えこませないといけません。
ママの前だけでやっていても意味がないので、保育園でも幼稚園でも小学校でも、ちゃんとしてくれるように習慣づけます。
そのためにまず私が何をしたかというと、小学生の息子と幼稚園の娘に謝ること。
二人とも、自分たちの足をあちこちから写真に撮られたり、指を引っ張られたりするので、薄々何かあるんだということはわかっていたようですが、
「今日は君たちに謝らないといけないことがある。
今までお母さんが何も知らずにいたせいで、
二人の足は指も変形しているし、踵も歪んでるの。
これはみんなお母さんのせい。
本当にごめんなさい。
でもこれはちゃんと直せるので、
二人にも協力してほしい。
外靴も上靴もきちんとしたのに変えるから、
履き方を覚えて、いつもちゃんと履いてほしいの。」
とお願いすると納得の顔。
変形している足は何が悪くて、治るとどんないいことがあるのかも全部彼らに説明しました。
どんなに小さくても、理由がわかればちゃんとやってくれるので、ただ指示をするだけでなく、そのあたりは面倒がらずに丁寧にしていきました。
そして登場したのがこれです。
玄関に置いた靴を履くための椅子。
ガチャピン!!
と大喜びの子ども達。(笑)
靴を履く時、正しく履くためにはやっぱり座った方が楽です。
二人ともまだマジックテープで2~3ヶ所締める部分があるスニーカーを履いていたので、
「座ったらつま先を上げて踵を床にこんこんってしたら、足首からきゅっきゅっきゅってマジックテープを留めるんだよ。」
と、こんこんきゅっきゅ、を覚えてもらいました。
椅子がない時も同じ。
立ったままでこんこんきゅっきゅ、です。
そしてもう一つ大事なの靴の踵を決して踏まないこと。
靴は踵を踏み潰した瞬間に死にます。
まあ子供の足の力で簡単に踏み潰せてしまう踵の靴は、もうそれだけでアウトではありますが。
それでも上靴は踏めてしまうので(小学校の下駄箱には踵がぺたんこになった上靴がたくさんありました。)、絶対しないことを約束してもらいました。
あとは褒める!(笑)
出かける時にちゃんとこんこんきゅっきゅができていたら、
すかさず
「あ、ちゃんとやってくれてるね。
お母さん嬉しいなぁ。
えらいねー!!!」
とハグしたりなでなでしたり。
子ども達も褒められるのは嬉しいので、こぞってこんこんきゅっきゅをやっては、どや顔するようになりました。
しめしめです。(笑)
学校の上靴も持って帰って来た時に、
「こっちもちゃんと履いてくれてるね。」
と声をかけたりしながら、少しずつ習慣になっていきました。
余談ですが、このガチャピンは去年までずっとここにあって、さすがに小さくない?(笑)とちょっと大きい椅子に交換されました。
子ども達があまり話せないような頃から、まだ言ってもわからないと勝手に決めつけるのではなく、理由と結果は必ず話をするようにしていました。
もちろん言い方や言葉の使い方はその年によって変わりますが、
「○○だからこうしようね。」
とか
「○○になっちゃうからしないでね。」
とか。
私の中では、これが成功の鍵だったような気がしています。
ママの言うことには必ず理由がある。
そういう信頼感があったので、立ち方もも歩き方も素直にやってみようとしとくれたからです。
さて、次は立ち方のお話をしますね。