秦の始皇帝が「不老不死」を望んだ心境について | 如月隼人のブログ

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チョイと気づいた
秦の始皇帝の生涯についてのチョイとしたこと
生まれたのは紀元前259年2月18日
没したのは紀元前210年9月10日
ということで49歳と7カ月ぐらいの生涯
案外 短かった

でもって
始皇帝が秦王即位したのは紀元前247年7月6日

当時の中国は戦国時代末期で
生き残っていた主要国は「戦国七雄」と呼ばれる
秦を含めての7国だったのだけど
始皇帝の即位後に(まだ「始皇帝」と称していたわけじゃないけど)
秦は残りの6国を次々に滅ぼした
でもって6国が滅びた年と始皇帝の年齢と在位してからの年数を示すならば

韓 紀元前230年 29 17
趙 紀元前228年 31 19
魏 紀元前225年 34 22
楚 紀元前223年 36 24
燕 紀元前222年 37 25
斉 紀元前221年 38 26

となる
(始皇帝の年齢と在位年数は各国が滅びた年から生年と在位年を単純に引き算して算出)

ということで
最後に斉を滅ぼして中国を統一したのが38歳の時

始皇帝については「不老不死」を求めて
怪しげな仙薬を服用して(水銀が含まれていたとか)
そのことでかえって寿命を縮めたとされる

「不老不死を求める」なんていうと
年齢の衰えを感じてからの衝動
みたいな印象があるけど
始皇帝の場合はそうじゃなかったかも

最後の斉を滅ぼした時点で38歳
昔の人は寿命が短かったとはいえ
38歳で自分の衰えを痛切に感じるというのは
ちょいと早すぎるのではないかなあ

純粋に
「統一中国に永遠に君臨したい」
という気持ちが湧き出たのでは
なかろうか